2017年03月02日

古時計の見分け方

      古いのは何処で見るの


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 古時計愛好家からの質問で多いのは、その時計が古い物なのかと言うこと、自分が手に入れた時計が古いのか、新しい物なのか分からないと。
 古時計を手に入れたが果たしてこの時計が古い物なのか、素朴な疑問が湧いてくるらしい、私も始め出した頃は良くあった。
 好きで手に入れはしたが、本当に古い時計なのか自分で判断が付かないから、次第に不安を覚えるという事、新しい物だったらガッカリと思いはじめる。

 始めはかすかな疑問だが次第に大きくなり、自分自身に不安が募ってきて、他人に意見を求める事になるが、これが間違いの元、意見が分かれたりすることになる。
 当然の事だが、他人は余り真剣に考えて返事をしてくれない事が多く、又その人が古時計の知識が豊富であれば良いのだが。
 得てして知識の少ない人に聞くことが多いもので、そんな時ほど逆効果なってしまうことに、そして益々落ち込んでしまうのもこSANY7740.JPGんな時だ。

 良くある質問は、八角型の掛時計に多く集中し、例えば八角合長の時計と八角尾長の時計、どちらの形が古い物なのかと言う疑問である。
 この質問が1番多く、実際に時計を見てみないと何とも言えないが、1番不安に思う時計なのでもあり、当事者にとっては一大事だ。
 自分では絶対古いと思って買い込んだのに、他人から新しいと言われてしまい、自信が無くなったしまう事に、そしてあちにこちらに聞き回る事になる。
 結果は解決しないまま、どれを信用して良いのか自分に自信がないのだから仕方がない事、1番良いのは当時のカタログを見る事。
 当時のカタログを見れば自分にも自信が付く事請け合い、少し探してみれば当時のカタログも手に入るから、それを参考にすると良い。
 カタログには八角合長、尾長共に記載されているから、それを頭の中に叩き込む事が大事、その際時計の特徴を覚えておく事だ。

 アメリカ製の時計も日本の時計も何処かに特徴があるから、違ったところに目SANY7746.JPGを向けてカタログを見ることを勧めるもの、同じ所は覚えなくて良いと思う。
 八角尾長の新しい物と古い物、形は良く似ているが、振り子室のラベルも違いがあるから、その違いを見極めるのも1つ。
  その上で古い物と新しい物の違いを知る事、例えば機械形式が古い物と新しいものとは違う、機械本体を止めている真鍮の板、新しいものは機械下の角が丸くなっている。
 小さな事だが大きな違い、古い物は角は直角になっているから、違いが分かるはず、渦巻き鈴も又違いがあり、新しいものは、古い物と違い、形が違うものが付く。

 鈴を打つ槌、ここにも古いものは円形の平らなものが付き、新しいものは円柱形のものが付く。
 この様に小さな事の積み上げがハッキリとした決め手となるもの、これも自分の目で覚えるしか方法はなく、やはり経験のつみ重ね。
 写真の時計、3台とも八角尾長時計、明治30年代に製造された物、一見昭和の時代に製造された物のようだが、製造元も分かった明治の時計。
 知らない人は八角尾長は昭和の時計だと思ってしまうもの、しかし格好だけでは時代は分からず、製造元を見極めることが肝心。
 1番良いのは信用のおける店で教えて貰う事、カタログがあれば尚更良いが、先ずは時代の特徴を理解しなくては、それぞれの時代の違いを把握しないと。
 
 
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アンティーク