2017年03月10日

機械も変形

      超小型時計の機械
SANY0179.JPG

 色々な機械がついている超小型の時計、そんなに製造数は多くないと思うが、今まで見て来た時計の機械は千差万別、何でこんなに違うのがあるのか。
 超小型の時計、名古屋地域で製造されたもの、全国的に見ても名古屋が多く製造したと思う、しかしながら製造会社はハッキリしない。

 林時計と武田時計、高野時計と今津時計、その他の時計製造会社も製造したと思えるが、如何せん数が少なく全容を把握する事は難しい。
 何故この極小時計が製造されたかも不明、新しい時計の雛形として製造されたと言う説が1番真実に思うが、それでも疑問も多くある。

 雛形の時計であればもっと多くあっても不思議ではないが、現存数は極めて少ないもの、何故少ないのかも分からないのだ。
 私も今までに10台以上所有してきたが、今手元にSANY5268.JPGあるのは6台、全部違う機械が入っているから不思議、林時計のものが2台あるが機械が違うのだ。
 武田と高野これも機械が違う形、ダルマ型と八角型、そして頭丸型の3種類、ヤッパリ其々に機械の型が違うもの、謎が増すばかり。
 大先輩の時計の設計に従事した吉田嘉一氏は、時計の雛形とハッキリ断言されたが、私としても同じ気持であり、専用に作られた機械であると思うが、写真の機械は無印の時計の物。

 この機械の地金部分は5センチ角、全体の大きさは縦7.5センチ、横8.5センチと意外と大きいもの、雁木車の位置が少し違った位置にある。
 普通は雁木車の位置とアンクルの位置は下に向いているが、この機械は横から出ているので其れを下の位置に持ってきており、普通の機械だと横向きの位置にある。
 分かりやすく言えば普通の機械を横にした格好になるものを正常な状態にしたもの、つまり横向きと言うことだが、其れもおかしな話だ。SANY5265.JPG

 この様な状態の機械はこれだけではなく、殆どの超小型の時計の機械は特殊なもの、やはり小型専用の機械を製造していたことの裏づけ。
 ある人の解説だと玩具時計であり、子ども部屋専用の時計だと言うが、当時子供専用に超小型時計の機械を開発する事はしないもの、吉田さんも同じ事を言っていた。

 小さいからと言って子供用などではなく、列記とした時計そのもの、その為に開発された機械が入っている事が何よりの証しだ。
 それにしても当時、この時計を手に入れた人は何処でこれを掛けていたのか、興味の湧くところでもあり、遊び心のあった人てあるとも思われる。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計裏話