2017年03月28日

旅人の必需品

      時 刻 を 知 る に は

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 昔の旅人は時刻をどうして知ったのであろうか、山中や人気のない所で時刻を知るのはどの様にしたのか、今みたいに時計のない頃の話である。
 今でも腹時計と言う便利なものが人には存在しているが、決して正確ではなく個人差があるのはあたり前の事、そんな当てにならない時刻は信用できないもの。

 とは言え江戸時代のこと、時刻を知るには日時計と言う道具が必要になるが、この日時計様々な物が売り出されており、自分にあった日時計を持つことが大事であった。
 当時も高級な物から、一般的な物、そして安価なものがあり、一般庶民は安価な物を求めたのは、今も昔も変わりなく紙でできた日時計が1番安価であった。SANY0792.JPG
 使い方は簡単な事真南さえ分かれば、日時計を真南に向け針があるから、その日時計の針が指す景の位置が現在の時刻、あくまでも太陽が出ていなければ、この日時計は使えない。

 この時刻も現在の時間と比べれば正確ではないが、当時は10分くらいズレていても大勢に影響がなく、この時刻で日常生活は困らなかった時代である。
 関所を通過する時刻だけはキッチリとしていなければ行かず、関所の閉門時刻だけは正確に知らなければ、次の日まで待つ事になることから、旅人の必需品でもあった。
 写真の日時計、幕末から明治時代に使われていた日時計、高級機は右手2つ目の日時計、この日時計SANY0310.JPGが当時の高級機であり、真鍮に細かな細工がされており、当時は高かったようである。

 この様な高級な日時計は一般用ではなく、当時の武士達や裕福な商人のもの。
 一般的には紙の日時計が使われていたようで、持ち運びには便利であり、安価なことも人気の秘密であった、そして手軽に使えることも大事な要素。
 両サイドの日時計は明治に入ってからのもの、携帯に持ちやすいように工夫され、磁石がついており真南も直ぐに分かり、便利さが一層高くなっている。
 一番下の日時計は明治時代、軍隊で使用していたもの、木の枠を使用して折り畳み式のもので、磁石も装備されている。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アンティーク