2017年04月19日

招き猫の由来

    招き猫の由来です
 

SANY2922.JPG 招き猫の発祥とは、古来中国の逸話に由来するものであるらしいが、今の招き猫の形が出来上がるのは江戸時代に入ってからだと言われる。
  何故、猫が人を招くのか、猫の顔を洗う仕草がいかにも「おいでおいで」と人を招いているように見える事からとか、色々な説が存在する。

 800年代の唐時代にこんな諺が、 「猫面を洗いて 耳過ぎれば 即ち客到る」と、これは猫が顔を洗うと雨が降る、雨が降れば雨宿りの客が店に入って来るとの例えである。
 もちろん猫が顔を洗ったからと言って雨が降るとは限らないが、雨が降れば人は雨宿りをしなければならないから、店に入って来ることもある。

 商売人にとっては願ったり叶ったり、雨が降れば客が来る、そんな事の繰り返しが猫の顔を洗う仕草と相まったともいえる。

DSCN1916.JPG 当時も今も、雨が降りば人は雨宿りを求めてつい店に入ってしまうが、この事が客を呼んでくれる縁起の良い仕草であると喜ばれていた。
 日本で言う、 「風が吹けば桶屋が儲かる」の例えと同じ、間接的に繋がっているが縁起の良い事の教えである。

 日本では色々な説がある中、1400年後半、太田道灌が負け戦で道に迷い、自性院の飼い猫が手招きした方角に逃れ、窮地を切り抜けた故事にちなんだもので、これが招き猫の始まりであるとされている。 

 豪徳寺説、 1600年後半2代彦根藩主が鷹狩の帰り、豪徳寺近くの大きな木の下で雨宿りをしていたが、豪徳寺の飼い猫がしきりに手招きをするので、それにつられて豪徳寺の境内に入ったら、今まで雨宿りをしていた木に落雷して命拾いしたとの故事にちなんだもの。

 西方寺説、DSCN0133.JPG今戸神社説、など諸説がいくつか存在しているが、いずれも確証がなく、どれが正しいかは本人の考え次第。
  諸説ある中、1番信憑性のあるのは、京都伏見の伏見人形が1番初めではないかと私は思うが、ここで製造された伏見人形が江戸時代初期から、全国に普及し、この人形を手本に土人形が作られるようになる。
 その中に招き猫風の猫の土人形が存在し、これが元となっている事は確かで、諸説ある招き猫も伏見人形の発展系であると思われる。

 中国の故事をヒントに、みやげ物や商売繁盛の縁起の良い置物として、あちらこちらで製造が始まり、その内に元祖や本家などと後から付け加えたようだ。
  何れにせよ、商売人には客引きの縁起の良い置物には違いは無く、また郷土玩具の愛好家には是非とも手にしたい土人形でもあり、招き猫は愛玩用としても人気がある。

  現在でも招き猫ブームがあり、新しい招き猫も続々とつくり出されているようで、現在では我々が驚くような招き猫も出現しているとのこと。
 いずれにせよ招き猫は幸福を齎す縁起の良い置物であることには変わりなく、全国各地で色々な招き猫が製造されているようだ。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記