2017年04月24日

またまた登場

      珍品だと


SANY1335.JPG 例の友人またまた登場す、機械オンチでどおしようもない男、なのに何時も機械物を買い込む癖のある男、止めろと何度となく注意した男。
 そんな男がまたまた我家に現れ、手には何やら怪しい物を持っている様子、何時ものようにニコニコ顔で入って来た。
 その素振りから、又も怪しい物だとピンと来るが、彼はいたって何時もと変わらず「珍しい物を見つけてきた」と、これまた得意げな顔。

 彼がそんな態度を取る時はロクな事がないので、こちらも「又か、いいかげんに目を覚ませ」というが、何時ものやり取りが始まる。
 だか彼は我関せずとばかりに私の言葉を無視、早速持って来たものを取り出し、「見てみろ、こんな物そん所そこ等にないものだぞ」と、意気が上がっている。
SANY1320.JPG
 見れば、「何だ是、どうしたんだ」と言えば、「それ見ろ大珍品だろ」と胸をはるが、珍しい物だから驚いたのではなく、とんでも無いものだからだ。
 それはアメリカ製アンソニア社の置時計、其れも本体がなく、時計部品だけの物、本人は機械部分だけのものだから、見た事がない珍品と思っているらしい。

 そもそもこの時計は胴体振り子と呼ばれるもの、時計本体の中に振り子が入っており、見た目には振り子がないように見えるもの。
 知らない人は、この部品がどの様にして使われるものなのか知らず、これだけが時計であると思うが、実際は本体があるのだ。

 「驚いたろ、こんな物見たことないだろう」と、まだ分かっていないので、意地悪く「本体はどうしたのSANY1327.JPGだ」と聴いて見ると、彼は怪訝そうに「是だけだ」と言う。
 しかたがないから「お前、これは半端ものの時計、本体がなければ動かない物だ」と言えば、尚も彼は「ヤッパリ珍品か」と分かっていない。

 機械オンチにどれだけ言っても理解できないから、家にある別の胴体振り子の時計を見せて、「この本体がなければ時計は動かない」と、それどころか珍品ではなく半端もののジャンク品だと告げる。
 それでもこの男、機械オンチである事を分かっていなくて、その後理解させるのに時間がかかり、結局この半端物も我家に置いて帰って帰ったのだ。

 何時も世話のやける男だが、何処か憎めなくて、その上お人好し、嫌みがない分始末に悪いが憎めない男でもある。
 今もそのままな状態で部屋の片隅で小さくなっているが、あの男が小さくなるのを見たいものだが、一向にめげず我が道を行っているのだ。
 彼はそれを改めると言う気はなく、機械ものは分からないと思う気もないが、それかまた彼の魅力かも知れない、しかし相手に騙されないようにしたいものだ。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記