2017年06月27日

時計ではない

      友人は有り難い


SANY0683.JPG 例によって海外に買い付けに行く友人、突然我家を訪れ、「これお前に土産」と、ポケットからさも自慢そうに取り出し、私の手の上にのせたもの。
 先月ロンドンに買い付けに行ってきたが、「お前と前に行った店で之を見つけた」と言う、聞けば向うの店主が彼の顔を見るなり、あんたのために取っておいたので、自慢げに「珍しい時計が入っているから買え」と差し出したらしい。

 友人いわく、「お前が前に時計の針が沢山付いている物は良い時計だ」と言っていたから、この時計を見て針が沢山付いていたから、先方が言う値段で買ってきたので、「さぞかし珍しい物だろう」と云う。
 渡された時計を一目見て、「何処が時計なのか」と彼に言うと、やっぱり「お前の言う珍しい時計だろう」と鼻高々、私が呆れた顔をしていると、「そSANY2680.JPGんなに驚かないでも良いのでは」と不思議な顔。

 「渡された時計とは時計にあらず」、只の万歩計であり、1900年代に入ってからの物らしく、確かに万歩計でも質は良い物のようだが、懐中時計ではない。
 友人に「またお前は、あの店主にからかわれたのだ」と言えば、そんな事は無い、あの親父「時計だ」と言っていたと、前にもこの友人について話したことがあるが、彼は大の機械オンチである。
 先方の店主も、彼が機械オンチと分かっていて、彼をからかったに違いないが、その値段が問題で、私が「幾らで買ったのだ」と言えば、指を二本立てた。

 こんな物に20ポンドも出したのかと私が言うと、「お前が喜ぶと思った」と友人、彼は私を驚かそうとして、私に折角買って来てくれた物、文句を言いつつあり難く頂く。SANY2683.JPG
 あとは酒を飲みながら、向うの店主にからかわれたので、「今度は俺が行ってからかってやる」と、リベンジを誓いつつ、この日は酒が進んだ事は言うまでも無い。

 二番目の写真がその万歩計、機械オンチの彼には之が時計に見えたらしいが、刻んである数字を見れば、時計でない事が分かりそうであるが、彼には無理のようである。
 普通の人は文字盤に100まで刻まれていれば時計ではないと気付くはず、彼はストップウオッチと思ったと。
 しかし見ても分からないとは彼はヤッパリ機械オンチである。

 写真中央の振り子みたいなもの、これが動くたびに左右ゆれ、針が動く仕組み、機械的には単純な物であるが、当時としては高級品であったと思われる。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記