2018年05月21日

トレードマーク

      調査は慎重に

SANY6695.JPG 以前から時計に関する情報の一つ、トレードーマークについて色々と質問も多く頂いており、事有る度に説明を求められることが多く、私としても一番の関心事でもあるから、正確にと思っている。
 以前、明治村の伊藤さんが特許庁の時計部門の資料を詳しく調査をして頂いて、私が時計展を明治村にて開催の折にも、非常に役に立ってメーカーの分からなかったものが多く判明、展示がスムーズに行き大いに助かったもの。
 明治初期、日本には余り特許について感心が無く、ましてや自分の権利を確保するという申請には無頓着であり、逆に海外から他社のトレードマークを使用したとして提訴された事もしばしば。
 そんな事で、明治10年代後半からようやく日本でも自社の商標を申請して、特許を取得することが一般的となり、一挙に商標登録が激増するはめになる。
 しかしながら、まだ当時の人たちは難しい申請には自分で行えず、代理人を立てて申請をしていて、逆に現在それがネックとなり調査を難しくしている原因ともなっている。
 つまり、代理人が申請していて、実際の人が分かりずらくなっている事、実名であっSANY6702.JPGても会社の関係者であれば、特許を申請している事もあり、時計会社との関係が分からないことも多い。
 時計製造会社の代表者であれば、定款等で直ぐに判明するのであるが、其の他の人が申請している場合は、調査がしにくて中々判明しないことが多い。

 特に個人の名前で申請していると、会社名は全くと言って良いほど分からず、何処の時計製造会社の時計かも知れず、調査のしようがないものもある。
 事実、特許庁の認可のおりたものに、現在は何処の誰だか分らないものも多く、住所だけでは調査する事も出来ず、難題だらけである。
 当時の人物を名前だけで調査するのも難題で、申請して人と製造人とは違う事も、それだけ当時は拘らなかったと言う事か。
 今と違って当時は特許取得にはさほど拘らなかった事も、そしてもう一つが本人以外でも申請している事、やはり個人が拘らなかったものなのか。
 然しながら特許の申請件数は多くて、企業として特許を取得して宣伝に役立てた事は確か、他社との競争に利用した事に違いはない。
 
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計奮闘記