2018年05月24日

蓄音機用竹針

      鉄よりも軟らかい

SANY5515.JPG 蓄音機、昔懐かしい蓄音機は今では余り耳にしないもの、少し前までは案外蓄音機を見かけたこともあるが、最近では見かけなくなった。
 一部の愛好家ならまだしも、一般の人達には益々遠い存在、その蓄音機の音色となると尚更の事、今では中々聴けないものだ。
 その蓄音機、ゼンマイを巻いて使用するものだが、このゼンマイが曲者で、切れてしまうと中々修理する人がいないもの、何処で修理してよいか分からない。
 そんな事で動かなくなった蓄音機は捨てられてしまい、市場から消えて行ってしまったものだが、ようはゼンマイを修理する人が居ないからだ。
 居たとしても、中々見つけ出す事は至難の業、、そして蓄音機がなくなったもう1つの原因が針、針が無ければ蓄音機は聴けない。

 蓄音機の鉄針、現在は製造されていないらしく、磨り減った針ではレコードも聴けず、結局蓄音機も姿を消す破目になった。SANY5529.JPG
 この蓄音機、普通は鉄針でレコードをかけるもの、一般的には鉄針が普及し、レコードを聴くには鉄針を使用したが、蓄音機愛好家は更なる音を求めた。
 鉄針は字の如く鉄で製造されているから、硬くて先の尖った形状をしており、レコード盤の溝を削ってしまうことも、磨り減った針を使っていると、レコード自体に傷が付き、聴けなくなってしまう。
 そして愛好家いはく、「鉄針は硬い音を出す」と言い、彼等に言わせると音が柔らかなものは竹針らしく、この竹針は勿論日本の竹で製造されている物。
 鉄針の音よりは柔らかな音がするらしく、愛好家は好んで竹針を使用、柔らかな音を楽しんだようで、鉄針は余り好まなかったらしい。
 この竹針、先が丸くなると専用の鋏で先を切断、先の尖った面をつくり、再び使用可能だそうで、鉄針より長持ちするとの事。
 蓄音機愛好家は良い音を聞くために、竹の針を使ってレコードをかけていたとは、何時の世も本物を求める人は居るものだ。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記