2018年06月05日

ブリキの豆ランプ

      普及品

 SANY4045.JPG明治に流行ったランプ、部屋の明かりとして一気に普及、今までの暗い行灯の光ではなく、ランプの光は行灯の何倍かの明るさであったもの。
 当時の人は文明開化の恩恵を肌で感じたものだろうが、その後に現れる電気の明るさにはとても勝てなかったもの、しかしそれまではランプの灯りが大活躍したのだ。
 各家庭に普及したランプ、大型のものから小型まで多種多様なランプが出回り、その用途により使い分けをしていたが、一般の家庭ではそんな贅沢はしなかった。
 一部の金持ちは西洋ランプを購入、色つきの派手なランプを自慢げに披露して、西洋カブレを競っていたもの、特権階級のランプと違い、一般に普及したランプは、透明なガラスのシンプルなもの。
 それでも一家に一台くらいしか購入できなかったものだが、時代が大正期に入るともう少し安価なランプも登場、よりランプも身近なものとなって行く。

 そんな中、普及品のランプのうち、トイレとか風呂場とかの小さな部屋で使用するものとして、開発されたランプが登場、ブリキで油壺の部分が作られたランプだ。
 SANY4049_1.JPGSANY4048_1.JPGガラスのランプよりは安価であったようで、一般の家庭で二台目とか三台目とかに買い込んだようで、小さな部屋での使用に使ったもの、その分燃料も安く済み、明るい生活を楽しんだ。
 小さな部屋には大きなランプは贅沢、しかも燃料が多くいるランプは勿体ないもの、贅沢な明かりは極力避け、質素な生活をしていた一般庶民。
 そんな実生活が垣間見られるかのような小さなランプだが、当時の人達にとってはありがたいランプであり、生活の大事な道具であったもの。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記