2018年06月16日

和菓子の日

      6月16日です

SANY7045.JPG 今日が和菓子の日ですと云われても、現在何々の日がありすぎて、何が何だか分からない位に、しかも何でその日が其れに当たるのかも知らない人が多い。
 当然の事だが、今日は何の日か覚えている人はいないのが普通、古くから制定されている行事の日もあれば、最近になってから作られたものも多く、ありすぎて覚えられない。
 6月16日は、そんな行事の日でも最も古い方に入る日、その歴史は「848年」に遡り、「任明天皇」の時代に宮中にて、この日に健康招福を願って16種類のお菓子を奉納し、之を食べて招福を願った事に由来する。
 この儀式を「嘉祥の儀」と云い、其れから後、明治まで続く行事であったもの、1番盛んであったのは徳川幕府が将軍家の権威を示す為に、江戸城に大名、旗本を集め、将軍自ら16種類の餅と菓子を分け与えた。
 この時の菓子や餅がどんな物なのかは分からないが、干菓子や煎餅の類であったようだ、これを江戸の庶民も真似をして、6月16日に16種類の餅と菓子を食べたらしい。

 実際には、そんなに多くの種類のものが買えず、1と6をたした7種類の物で代用していたようだが、一般庶民も生活に苦しい中、健康招福を願っていた事は確かなようである。
SANY2188.JPG 今では考えられないだろうが、昔の6月と言う月は、疫病が蔓延して多くの人が亡くなったので、彼らにしてみれば健康が一番の関心事、之を心から願った事は不思議でも何でもない。
 今の時代とは違う世界の事のように感じる人も、健康招福であれば願いは同じであろう、明治以後徐々にこの儀式も衰退して行ったようで、昭和になってから「和菓子組合」が、この日を復活させたようである。
 そんないわれは兎も角も、今日和菓子の日を招福を願って、旬の和菓子でも食べて、健康を願ってはいかがであろうか、16種類も食べなくても願いは同じはず。
 写真は上は落雁、下は竹の筒に入れた水羊羹、清涼感のある竹の筒に入っており、見た目にも涼しく美味しそうである。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記