2018年08月18日

出来が良い

      一目できにいった

SANY7693.JPG 前にも紹介したが玄関に置いてある陶器の鬼の面、訪問者は嫌でも目に付く位置に置いてあるので、必ずこの話になるが、何時も誰の作品かと聞かれる。
 魔よけとして置いてあるもので、それなりの効果があることの証し、誰しも目に付くらしく、必ずや話が弾む事になり、訪問者も気になるらしい。
 訪問者が気になると言う事は、やっぱり効果がある証拠、邪気等は恐れをなして退散して行くかもしれないと、そんな事を思っているのだが。
 この鬼の面が訪問者との話に弾みが付く事は良い事、何かの切っ掛けで心が和んでくれれば、それだけで役目を果たしている事だと思う。
 玄関先から邪気が入ってくると昔から言われている事、何もそんな信心から邪気を払うことを願って置いてある訳ではなく、友人がくれたもの。
 その友人は前から陶芸に興味を持っていたらしく、陶芸教室に通って色々な物を作って楽しんでいたらしい、その延長線でこの鬼の面が出来上がった。

 始め作り出した頃はものにならず、皆から素人の造るものは直ぐに分かると云われ、余り評判は良くなかったらしく、本人も自信がなくなってしまったとの事。

 SANY7700.JPGSANY7710.JPGしかし作り続けているうちに、次第に腕も上達し、周りの人たちからも余り素人作だと云われなくなり、本人も少し自信が付いてきた時に、この鬼の面に挑戦したらしい。
 見ると造るとでは全く違って、造っている時ほど難しく思えてくるらしく、次第に手が進まなくなる事も、そんな事を感じながら造り続けたと。
 それで出来上がったものがこの鬼の面、他の人からも出来が良いといわれて、ソコソコ安心した本人は自宅に持って帰ったらしい。
 暫く家においていたが、私のもとに話を持って来ることに、「鬼の面を造ったが良ければ貰って欲しい」と、その話を聞くまでは、本人が陶芸をやっているとはまったく知らなかった。SANY7703.JPG
 どうせろくなものではないと思いつつ、「鬼の面なら丁度いい、貰ってやるか」と返事し、その話をスッカリ忘れていたが、後日奥さんと共に鬼の面を持って彼が現れた。
 持参した風呂敷の包みを解き、中から鬼の面を取り出し、私に差し出したのを見て「これ本当にお前が造ったのか」と聞くほど出来が良いものであった。
 見るからに大きく、面の大きさは縦40センチ、横23センチ、厚さ12センチの大作である。
  素人らしからぬ出来、立体感があるのと釉薬の織部が実に良い雰囲気を出し、こちらが驚くほどの出来栄えに、私の態度を見て本人もニヤリと笑っていた。

 
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記