2018年09月05日

無理難題

      貯  金  箱
 
 招き猫、一般に招き猫の形はと問われれば、大抵の人はこの形の招き猫を思い浮かべるのではないだろうか、古くから招き猫の形は様々ある。 SANY0267.JPG
 招き猫は本来人を呼ぶと言われているから、商売繁盛を願った商売人の人々に好まれ、厄除けとも絡み縁起の良い物であるとの評価を得ていた。
 其れがいつの間にか、お金にまつわる招き猫にされ、その上右手を挙げれば金が入ってくるし、左手を挙げれば人が入ってくると、勝手にこじつけられ、本来の謂れとは関係のない物になってしまった。
 それだけでは収まらず、今度は両手まで挙げさせられ、金と人を両手に掴むように指示までされ、招き猫もさぞかし迷惑な話であり、口が利ければ「いい加減にしろ」と大声で怒鳴るはずだ。
 人間様の欲望で、姿かたちまで曲げられて、その上使命まで課せられては、たまったものではないが、人間様は言う事を聞いてくれない浅はかな動物。

 持ち物に関しても又、勝手に分けのわからないものを持たせられ、何も持っていない時よりは、次から次へと違った物を持つように要求してくる始末。
 はじめは小さな小判を持つように要求され、それが次第に大きくなり、千両小判に発展、そして万両小判に、更に更に発展し億に成ると言う恥ずかしさ。
 其れで終わりではなく、釣り座を持たされ、その上鯛を抱え込むように要求、そのほか色々な物を持たされて、「何故こんな物を持つのか」と聞きたい。
 極めつけは、私の頭に穴をあけ、其処から硬貨を次から次へと投げ込む、只得さえ重い物を持たされているから、之が重労働であり、休みもくれないで一年中無休である。
 重い硬貨は、私の体中に入り一杯になるまで入れ続けられたら、たまったものではないが、口が利けない私を何処までいじめるのか人間様は。
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2018年09月04日

確認事項

   浜松ミーティング開催

 日時、9月9日 日曜日
 場所、浜松市東区小池町2543−4
    NKトレーディング事務 053−465−3666
 時間、11時半開始
 会費、1500円 昼食含む
 尚、今回もオークションを開催いたします、参加ください。

   日本古時計保存協会 事 務 局
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2018年09月03日

珍品花生け

      斬 新 さ

SANY7615.JPG 明治期からの花生けを色々と紹介してきたが、今回の花生けはこの中でも1番斬新なデザインであり、数もそんなに多くないように思えるが、まだ発見されていないからであろか。
 明治から大正に入り、産地も美濃物となり其の形も様々な物になって、時代の流れを感じるがこれも輸出の為であろうが、考え出すのも大変な努力である。
 貿易物は当たれば一攫千金、外れれば倒産の憂き目にもあう、そんな危険を冒して輸出物に活路を見出そうとする意気込みが、この花生けから伝わってくる。
 美濃笠原の製造であるこの花生け、前回紹介した八角のカレンダー付きのものと同じ製造元、其の証拠は裏に付けられたパテントナンバー(実用新案37259)の番号である。

 この番号は大正時代に取られている特許ナンバー、八角のカレンダー付にも同じパテントナンバーがつけられていた事から、製造元も同じであると思われる。
SANY7617.JPG 写真で見ても今までの花生けとはまったく別の物、形もさることながら色彩も派手、文字盤枠の周りは紫色で彩色されており、中には月桂樹の葉っぱらしき物が描かれている。
 全体の色は赤茶の目がさめるような色、そして全体に金彩が施され豪華な仕上げになっているが、それよりも花生けの下部に温度計が付けられている。
 この時代、何故か時計にも温度計の付いた物が製造されているから、当時は温度計が付けられるのが流行であったのか、推測の域であるが、間違いないようである。
 花生けの大きさも、この花生けが1番大きな物であるようで、これより大きな物を私は目にしていないから、何とも言いがたいが多分そうであろう。
 今見ても其の姿は斬新な物であり、当時はどんな感覚でこの花生けを人々は感じたのであろうか、さぞかしこの派手さには驚いたであろうと想像する。
 
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2018年09月02日

瓢箪

      かたちが面白い
SANY8999.JPG瓢箪、うり科の植物、別名胡慮(ころ)とかひさご呼ばれ、この時期1番成長するが、収穫時期はもう少し後の事、今は黄緑色の姿でつるにぶら下がった状態にあるが、次第につるも枯れてくる。
 この瓢箪、古来より栽培されているが食用としてのものではなく、殆どが器として利用する為のもの、世界各地で多く栽培されている植物である。
 種類も色々あるそうだが、日本には小型なものが多いようで愛好家も多いと聞く、その栽培方法は簡単であり、誰でも容易に栽培出来るようだ。
 つる状になって伸びるので、それをうまく誘導してやれば簡単にひょうたんが育つというが、私も子供の頃瓢箪の苗を貰ってきて植えた覚えがある。
 簡単に栽培出来ると言われてやってみたが、結果は確かに生るにはなったが、形の良いものは出来なくて、あちらこちらに傷が出来たものになってしまった。

 要するに実がなり出した時に、他の葉っぱや障害物に当たらないようにしないと、傷物が出来てしまうという事を知らなかったので、出来たものは不恰好の瓢箪であった。
言葉の上では簡単に栽培出来ると言うが、実際にやってみればそんなに簡単なものではなく、形の良い瓢箪を作るのは中々難しいようだ。 良い形の見栄えする瓢箪を収穫するのは大変、多く実っているものの中から形の良いものを選別、そして商品にするまでには手間が掛かるもの。
 まず瓢箪を水に下して暫くすると中のみが腐り、ドロドロの状態になるので、それを取り出して乾燥されるが、成熟してない瓢箪は腐ってしまう。
 また乾燥させるときにしみ等が発生したりと、様々な障害が出て来るので注意して乾燥させ、表面を磨いて成型してゆく、この様にして手間のかかる作業を行う。

 この瓢箪、形から先に広がる末広がりとして古くから縁起の良いものとなり、縁起物とか幸運を齎す物として親しまれたり、無病(六つの瓢箪)と重なり合わせて福を齎すものと喜ばれた。
 戦国の勇、豊臣秀吉がまだ駆け出しの頃、岐阜城攻めのさい瓢箪を竿の先につけて味方に合図、結果岐阜城攻略に成功、織田信長から金の瓢箪を拝領。
 その後戦のたびに手柄を立て、金の瓢箪を増やして行き、千成瓢箪の馬印としたことは有名な話、縁起の良い瓢箪を馬印にした御かげで出世。
 瓢箪のまつわる逸話の最たるものとして出世瓢箪と言われる由縁、この様に瓢箪は縁起のよいものとして人々に愛されてものだ。
 写真瓢箪、我家にあった古いもの、左の瓢箪は親父の形見の瓢箪、右はもう少し古いもので酒を入れて持ち歩いたもの、いずれにしても利用した瓢箪である。
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