2018年09月01日

電笠

      オパールセント
SANY1946.JPG
 我家の廊下に下がっているランプ、之を買うために散々歩いた覚えがあり、苦労の末に手に入れたものだが、話は其れで終わらないのが又良い。
 例の如く、友人のお供でイギリスの蚤の市に出掛けた時、友人の仕入ればかりでは面白くないと、自分の気に入った物を買い込むつもりで蚤の市を見て回った。
 高くてよい物は何処にでも売っているもの、お金さえ出せば直ぐに手に入る物も多いが、安くて自分が気に入る物は中々見つからないのは世の常である。

 まして、安くて良い品となるとそうは簡単に出会うものではなく、出会いとは難しいものであり、出会ったとしても手に入るとは限らないもの、何故ならばその時の気分も左右するから。
 其れはこう言うことだ、良いものを見つけ相手と交渉すれど、中々こちらの値段に合わない事と、店主の態度にも左右され、気分よく手に入るものではないのだ。
 交渉過程で、やっと自分の値段になったと思うと、店主の態度がデSANY1949.JPGカクて、売ってやるとの姿勢がアリアリと出た時などは、こちらもそんな態度に出るのであれば買うつもりは無くなってしまう。
 こんな事で色々あり、気に入ったランプを買い込んだのは良かったが、あちこち回るうちに、何処でぶつけたのかランプが割れているのに気付きガッカリ、同じ物を再び見つけるために、蚤の市を歩き回る事に。

 夕暮れ間際にやっと同じ様な物を見つけ、再度値段交渉をし、前の物よりも安く手に入ったが、此処までにどれだけ歩いた事か、このランプの苦い思い出である。
 フラワー型の形の良いランプ、こじんまりとして落ち着いた物、オパールセントと言うガラスで出来たランプ、乳白色にラメ入りの雰囲気のある時代物のランプである。
 オパールセントの入った物は、ややもすると派手で日本の家屋には合わない物もあり、シックな物を探すのも一苦労するもの、それだけに思いもひとしおである。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アンティーク