2018年09月08日

古いライター

      意外にも古い

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 日本のライターの歴史は意外と古くて、もともと西洋のものと思っていたが、日本でも既にライターは発明されていたとは驚き、しかも江戸時代である。
 西洋では17世紀にライターが発明されたというが、その原理はフリントロック式銃の火口、ここからヒントを得て火薬に着火されるという方式であった。
 これはハンマーが落ちる時火打石を撃ち、火花を飛ばして着火させる方式でフリントロック式と呼ばれ、これが着火式ライターの起源とされている。
 そして日本でもあの平賀源内が火縄銃の着火装置からヒントを得て、ライター輪発明するのであるが、これは西洋のフリントロック式と同じもの。
 平賀源内がこの方式を知っていたかどうかは不明だが、1772年(安永元年)火打石にばねの力で動く小さなハンマーをつけ、これを打ち下ろす時に火花が飛び、もぐさに点火される方式を取る。
 現物を私は見たことが無いので何とも表現し難いが、文献に描いてある事はフリントロック式と同じ様な形式と思われ、大きさもどれ位の物かも分からない。 SANY0417.JPGしかし当時の好者には感嘆も思いで迎えられたようで、ソコソコの数が作られたと言われるが、果たして量産までになっていたのか不明である。

 平賀源内が造ったとされるライター、名前を「刻み煙草用点火器」と呼ばれていたようで、記録として存在しているが、果たして性能はどうであったのか。
 それにしても江戸時代に既に平賀源内がライターを発明していたとは驚き、西洋のものと思っていた物が日本でも造られていたとは、平賀源内はやっぱり大物だ。 その後現代のような方式のライターが発明されるのは1895年にロンソン社が合金による火打石を利用したライターを作る事になる。
 セリウム70パーセント、鉄30パーセントの合金を発明(オーエルメタル)、これをロウター式のやすりで回転させ、火花を飛ばせて点火する画期的な装置を作る。
 この合金の発明はライターを飛躍的に発達させ、世界中でライター製造が始まるが、逸早く手懸けたのが良く知られているメーカーのロンソン社。
 ライターと言えばロンソンと言われる様に、ライターの世界では先駆者、その後1913年アメリカのジッポー社が気軽に使えるライターをSANY0514.JPG製造。
 ロンソンよりも安価で丈夫と銘打って、一般大衆をターゲットにジッポー社の製品は広く大衆に支持され、世界中に広まって行った様だ。
 私はマッチの方が早く販売されたのかと思っていたが、マッチは1827年から発売されたようで、それよりも遥かに古い時代からライターが存在していたとは驚きである。
 平賀源内が造ったライターを1度見てみたいと思うが、江戸時代の人は、このライター(刻み煙草用点火器)をどんな思いで見ていたのか、それが知りたいと思うが。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記