2018年10月02日

懐かしい使い方

    使い方が違う

 

DSCN1669.JPG 万年筆、今は余り使われなくなってしまったが、以前は万年筆は必需品であり、誰しも使用していたものだ。
 古い時代から使われて来たもので、日本には幕末に入って来たと言われているが、珍しい物であった。
 明治以後急速に使われる様になり、必需品として無くてはならないものとなっていた時代であった。
 万年筆は1809年イギリスのフレデリック、B、フオルシュがインキを貯められるペンを考案して特許を取得する。
 これが万年筆の始まりとされているが、まだまだ幼稚なものであったと言われており、その後改良されて行くことになる。
 1905年にオノトが正式な万年筆を世界で発売する事にDSCN1664.JPGより、一気に使用が拡大したと言われている。
 その後ペン先が色々と工夫されて行き、合金などの素材も開発され、耐久性や書き易さが充実して行く。
 日本では1828年に近江の国国友村の国友一貫斎が懐中筆なるものを発明したのが万年筆の始まりと言われる。
 しかしこの懐中筆は毛筆用のものであり、ペン先は付いておらず、万年筆とは少し違ったものであったようだ。
 携帯用に懐に入れられ、しかも漏れないのもであったと言う、当時は非常に便利な筆であったようだ。
 現存する懐中筆は国友の資料館と展示してあるとの事、一貫斎はDSCN1673.JPG鉄砲を製造する鍛冶職であり、発明人でも有名な人物。
 色々な物を発明しており、天体望遠鏡も発明しているもので、その技術は優れていたと言われている。
 そんな万年筆、明治時代に西洋からはどっと押し寄せ、一気に広まったと言われており、官民一緒になって使っていたようだ。
 よく言われる小説家たちがこぞって万年筆使用したと言われているが、それよりも役所関係が先のようだ。
 勿論日本製品も造られるが、それは明治末期になってから、主に大正時代が盛んになっている。
 当時はエボナイトの万年筆が主流、そしてポンプ式のもDSCN1670.JPGのが殆ど使われていた。
 万年筆の柄の後しろに切り込みがあり、ポンプが付いており、上下してインクを吸い込むもの。
 その後、ゴムのチュウブが付く様になり、スポイト方式と変わることになるのだ。
 そして、その後にプラスチックのカートリッジ方式となった行き、インクの取り換えもスムーズに行えるようになる。
 写真はポンプ式のものと、スポイト式のものであり、エボナイトとセルロイドの万年筆である。
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ニッパ君4

    主人の声



DSCN1109.JPG ニッパ犬、今では犬だけが持て囃されているが、本来はマスコット犬、レコード会社の宣伝犬であるのだが。
 この犬の逸話は色々な方面で話題となっていたらしいが、本来は絵の作者がレコード会社に売りに行った事からだ。
 勿論はじめは飼い犬が、無くなった主人の声が録音されたレコードに耳を傾けていた事から、その姿を描いたものだと言われいる。
 作者は元飼い主の弟、兄が買っていた犬を引き取り、自宅で飼いだしたが、偶々かけたレコードに兄の声が入っていて、それを犬が聞いていたらしい。
 そんな姿がいじらしく思い、描いた絵であると言われ、実は犬が聞いていたレコード、つまり蓄音機が悪かったと言われている。
 蓄音機から聞こえて来る声に聞き入る姿、しかし蓄音機は絵を売りに行った会社のライバル会社の蓄音機であった。DSCN1108.JPG
 そんな事とは知らない本人は、絵を売りに行った、その会社に断れらてしまったとの事、当たり前の事である。
 ライバル会社の描かれたものを売りに来たのだから、その会社が買うはずもないが、後にビクター社が自社の蓄音機を描かせて買い上げたのだ。
 も
 ともと絵描きであった弟は、兄の飼い犬を引き取り、偶々その犬を描いてそれがビクター社に売れただけの事。
 しかし、このニッパ君アメリカに渡り、ビクター社のマスコット犬として人気が一気に出て、店頭に座ることになる。
 ビクター社ははじめは商標としてニッパ君を採用していたが、思わぬ人気が出、キャラクターとして社を挙げて宣伝に努める。
DSCN1110.JPG 陶器でニッパ君を造り、レコード店の店頭で客引きの宣伝物として置く事に、その結果ニッパ君はビクター社の看板となってしまい、絶大の支持を受ける。
 勿論日本にも上陸、1929年日本ビクター社の看板として日本初お目見え、可愛らしい事もあり人気になる。
 アメリカ同様、日本でも陶器のニッパ君を造り、レコード店に配布、店頭でビクター社の宣伝に努めることになる。
 色々な会社で製造されており、多少形の違うニッパ君が存在しており、良く見るると古いニッパ君は体の筋もハッキリと出ている。
 それに引き換え、新しいものは体の筋が無くなり、スッキリとしたものになっているから、よく観察すると良いと思う。
 また色々な記念として最近でも新しいニッパ君が出されているが、やはり昔のものと比べるとスッキリしている。
 少し前の販売店に配布されたものは、そこの店名が金文字で書かれているものがあり、時代測定に一役買うことになる。
 同じように見えるニッパ君、古い時代の物の方が価値があり、同じニッパ君でも新しいものは数も多い。
 写真のニッパ君は古い物であり、60センチ強の大きなもの、店頭に置かれていたものであり、数も少ないものだ。

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