2018年10月07日

大典記念

      織部焼です

 SANY2436.JPGペーパーウェート、何の事やらと思う方も居るかもしれないが、早い話重しであり、風などで飛ばないように書類や手紙等の軽い物に、重しとして置くもの。
 日本で言う文鎮みたいな物、西洋では古から使われてきたようだが、日本では明治に入ってから使われるようになった物、一般庶民にはまだ後の事。
 このペーパーウェート、色々な形が作られており、コレクターも存在し、その人たちにとっては特別な物、そんなペパーウェート、ひょんな事から偶然手に入ったもの。
 その時はペパーウェートとは思わず、友人が持って行けと手渡してので、其のままポケットに仕舞い込み、家に帰ってから見ずに机の中にしまった。

 其れ以来20数年机の中、時計の部品を探している時に之を見つけ、初めは何でこのな物があるのかと疑問だったが、記憶がよみがえり、友人にもらった事を思い出した。
 そう言えば之を渡される時、友人が「瀬戸で作られたものだからお前の物だ」と言って渡してくれたのを思い出し、ペーパーウェートの裏を見ると、大典記念と刻印がある。

 SANY2434.JPGSANY2435.JPG大典記念とは、大正4年11月10日(1915年)大正天皇の即位式、その当時、記念として瀬戸で焼かれた織部焼のペーパーウェート、瀬戸のシンボルマーク、壷をかたどった物。
 綺麗な織部釉がかけられ、藤の花が2房描かれたシンプルな物、はじめ見たときには気にしなかったが、改めてよく見て見ると、磁器で作られた高級品だ。
 当時どれ位作られたものなのか、今となっては分からないが、作品を良く調べてみれば出来が良く、其れ相当の商品であったと思われる。
 裏には、瀬戸深川神社の重要文化財、狛犬の形をした印が押されており、御大典記念の文字が刻印されていて、大正時代の物であることが分かる。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記