2018年10月19日

文明開化

      時代の流れ

 SANY4050.JPG前にも取り上げた文明開化の皿、江戸から明治、時代の流れが確実に庶民の生活を変化させて来た、明治に入り一気に西洋文明が流入、否応無しに時代は迫ってきた。
 いたって静かな生活をしてきた江戸時代の庶民、それが明治に入り一気に近代化と、あわただしく時代の進み方に戸惑う人や、其れを新たな生きがいとする人など、様々な混乱をきたしていた。
 そんな事はお構い無しに、時代は西洋文明が一気に押し寄せ、ものすごいスピードで進みだす事に、庶民もそんな時代の流れに必死で付いて行く。
 そして、驚く速さで庶民も西洋文明を吸収、それどころか進んで西洋化へと向かい、新たなものを多く生み出して、時代に乗って行くしたたかさ。
 生活用品にも西洋化の流が、今までの手工芸的なものは、ドンドンと時代淘汰され、新たなもの大量に製造する工夫が生まれる事になる。

 食器の世界もしかり、今まで手書きに頼っていた絵付け、その絵付けを手描きから印判手と言う、新しい製造方法を生み出すが、そのデザインは西洋化の象徴ともいえる図柄。SANY4053.JPG
 当時流行していた西洋時計、この時計を食器に取り入れることを思い立つ、西洋の香り深い時計を大胆に皿に絵付けを施して、市場に送り出す。
 文明開化としょうせられる器の誕生、印判手の技術を取り入れて、大量に製造が可能となり、安価な値段で提供でき、庶民の西洋化に貢献した。
 庶民の舶来信仰なるものに、ちゃっかりと乗り、事情の要求を上手く商売に役立たせ、企業戦略とも言える近代化の製造方法を取り入れたのだ。
 写真は、明治の文明開化華やかなりし香りのする皿、大量に製造された印判手の取り皿、今までの手描きから新たな製造方法の成果でもある。
 この皿を見ていると、明治の文化革命とも言える、庶民の意気込みが聞こえて来るような、そんな思いにしたる印判手、文明開化の産物だ。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記