2018年11月17日

何でギボシ

      通称ギボシ

 ぎぼしし.jpg通称とはその物に付けられた別名の事、形やその他がほかの物によく似たものと喩えられた名前の事、日本人は喩えが上手い民族でもある。
 昔から、別名で呼ばれてきた物も多く、別名の方が有名と成ったものもあり、通称とは面白い呼び名でもあるが、似ても似つかないものも存在する。
 今回の「ギボシ」、時計についている装飾品、明治時代に西洋から入ってきた、スリゲル型の時計に付いていた飾り、この飾りを称して、日本の物によく似たのがあったので、その呼び名が付いた。
 その飾りの呼び名は「擬宝珠」、そもそもギボシとは橋の欄干の支柱上部に付いている金具の事、宝珠型の飾り金具、よく見かけるが記憶にない人が多い。
 この金具は元々支柱を雨から守る為の飾り金具、、語源は海底に住む竜王に付いている宝珠とされ、毒の浸透を防ぐと共に火から守る役目をするものらしい。
 その伝説にちなんで、火災から橋を守る役目を果たすとされているのだが、その形が西洋時計についている飾りとよく似ている事から、「ギボシ」と呼ばれるようになった。SANY8357.JPG

 下の写真のギボシ、西洋時計の時計に付いている飾り物だが、この形が橋の欄干についているギボシと似ているらしいが、似ていると言われればそうかと思うが、似ていないと言われれば、似ていないと思うが、どっちだと言われれば似ているかなと思える。
 上の写真は橋の欄干についている本物の擬宝珠、本物を見るとヤッパリ似ていないようだが、昔の人は之とよく似ていると思ったらしく、通称ギボシで通り名となったようだ。
 その後、日本で作られたスリゲル型の時計には、このギボシが飾りとして付けられているが、製造元の違いにより、様々な形のギボシが作られていった。
  形もはじめの頃は良く似たものであったようだが、時代が下がるに連れて、形も変化して行く事になる。
 ギボシもギボシらしからぬものに変化してゆく事になるが、其れもギボシの発達でもある。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記