2018年12月28日

    久米邸の蔵
DSCN0876.JPG

 現在日本古時計保存協会が時の記念日展を開催している蔵、瀬戸市の久米邸の蔵、この蔵は以前から色々な展示をされて来た。
 勿論毎回の時計展もこの蔵で開催、私が気に入っている蔵の一つ、蔵の中は豪華な造りとなっており、壁前面にヒノキの板が貼られている。
 本来蔵の内側は土壁が普通であるが、この久米邸の蔵は上質なヒノキの板で壁全面に張られ、土壁は表に出ていないのだ。
 勿論板張りの蔵は多くあるが、この蔵の板は非常に上質なもの、節などは一つもない正目の板が使用してあり、ムードが断然良い。
 その上に入り口は二つあり、それぞれに大扉と内扉が付いており、蔵としても大がかりなもの、内扉は今では外扉となってしまった。
 つまり大扉は外されてしまい、内扉がむき出しのままになっており、そこが残念な事だが、何故大扉を外したのかは不明だ。
 現在でも蔵を使っているから、ひょつとして一々大扉を開けなければならないから、面倒なために大扉を外してしまったものなのか。DSCN0874.JPG
 確かに毎回時計展で扉を毎日開け閉めしているが、流石に内扉であっても重いもので、開け閉めはやはり苦労するのだ。
 その為に取り外してしまったものと考えられ、大扉が無い事もうなづけるものだが、残念な事には変わりない。
 蔵の入り口は木が張りだしており、その軒の梁には大きなフックが掛けてあったようで、それに滑車が付いていたらしい。

 重い荷物を運び入れするときに使用したと言われ、この滑車が活躍したようだが、今は滑車も取り外されている。
 二階の窓も二つ付いており、鉄格子の頑丈なものが付いているから、用心としては完璧さを誇っているようだ。
 蔵の外壁の漆喰は新たに塗りなおされているから、白い漆喰が緑に映えており、見た目に美しい姿を見せているのだ。
 今回の時計展も母屋と蔵で展示を行ったが、こちら蔵の方の展示が良DSCN0875.JPGいと見学者が口をそろえて言うのだ。
 確かに言われてみれば、蔵の雰囲気は独特なもの、そして天井の梁がドッシリトしているから、重厚感満点である事は確か。
 そんな中での展示だから、古時計も一段と映えるものとなっているので、見学者がそれを感じ取っていると思う。
 只、毎日扉を開け閉めしている者としては、重くて面倒であり、ヤッパリ扉は軽いものの方が便利である事は確か。
 今回重い扉を開けて古時計展の開始であるが、見学者が蔵の入り口で入っても良いものなのかと、一瞬ためらっているようだ。






posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記