2019年04月09日

福助人形

    幸福を呼ぶ

 福助人形、店頭に置かれ客を呼ぶ幸せな人形として商家に置かれSANY0728.JPGたもの、実在の人物とされ、一説には享保三年にすでに人気を博したとあるが実在の人物がモデルとされており、色々な説がありハッキリとしないので、どれが定説か分からないのが現実。
 文化文政の頃には店の店頭に飾られていたと言われ、やはり商売繁盛の置物となっていた事は確か、招き猫よりも福助の方が人気か。
 福助人形の特徴は頭が異常に大きくて、耳はいわゆる福耳と言われる耳たぶが大きい人形、裃を着て座った姿が一般的なもの。
 この姿は一説によると見世物小屋に出ていた頃の姿を模して造られたと言う、実在の人物の姿らしいのだ。
 その姿形が面白く、名前も叶福助と付けられていたらしく、福が叶うとの洒落、そんな事で福ぶくしい姿と相まってこのスタイルとなったらしい。

 何時の時代も福を願う庶民の姿、家に置き福が来ることを願ったもので、それが全国に広まったのだと言う、この福助人形、陶器の産地や農家の副業として造られ、色々な形の物が出来上がる事に、ただ裃姿は変わらなかったようだ。
SANY0339.JPG
 商家の店頭に置かれ、次第にその姿が大きくなり、大きなものでは人と同じ位の物も存在しており、商売繁盛を願う気持ちが、この人形を大きくした。
 姿も古い物は頭が異常に大きくて、目がギョロリとした面白い姿をしており、新しくなるにつれ頭も小さくなって行く。
 い目地に入り磁器の福助人形が製造される様になり、土物の福助よりも直物の福助が人気で、時代の流れを現しているのだと思う。
 土物の福助と磁器物の福助を比較すると、彩も磁器物の方が繊細なものとなっている事、土物は郷土玩具的だ。
 この二つの福助人形、土物と磁器物、愛好家の支持は両極端、磁器物方が今は人気のようで、足が速いのは磁器の福助人形だ。
 写真は古い土物の福助と、その後の磁器の福助人形、何方が好きかは人それぞれ、やはり人気を二分しているようだ。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記