2019年05月28日

蕎麦回想記

    長坂おきな

SANY0946.JPG
 今まで色々な蕎麦を味わってきたが私に合う蕎麦は「翁の蕎麦」だと思う、なぜそのように思うのかは少し昔にさかのぼる、偶然テレビで見たことによるのだが、その番組で見た高橋邦弘氏の蕎麦に対する情熱、こんな人がいるのかと。
 その衝撃が彼を追う事になり、舞台が山梨県の長坂から始まり、現在まで続く翁巡りの始まりでもあるのだと思う。
 昭和60年に山梨の長坂に店を出した高橋氏に会いに現場に行くが、まさか山の中に店があるとは思ってもみなかった。
SANY0966.JPG
 噂を聞きつけて長坂インターを降り、翁を探す事にしたがそれが大変な間違いであったもの、インター近くで翁の店を聞くも、全く知らないと言うのだ。

 仕方なくテレビで見た風景を思い出しながら探す事に、確か隣に面白い建物があったはず、それを探せば分かるはずと思い、再度聞き回る。
 結果は美術館の隣に翁があることが判明、急いで其処を目指して車を走らせることに、現場について頃には駐車場は満員。
 仕方なく順番を待ち駐車場に入るが、店は満員状態で外には行列が出来ていたので、またまた待つことになってしまった。
SANY0964.JPG
 さんざん探し回った後、今度は行列で時間を費やす事に、こんなに大勢の人が待っているとは知らずに来てしまった。
 待つこと一時間以上待ち、やっと店内に入りまたまた驚くことに、入り口正面で高橋氏が蕎麦を打ち、中は蕎麦屋の雰囲気ではなく、別荘みたいなところであった。
 やっと席に着き蕎麦を注文、驚くことに蕎麦は二種類しかなく、メニューも簡単なもの、全く今までのイメージとは別物である。
 出て来た蕎麦は思っていたよりも旨く、出汁のきいた汁は絶品そのもの、そして蕎麦は勿論打ち立ての蕎麦。
 高橋邦弘氏が自ら打った蕎麦、思っていた以上に旨くて、すっかり虜になってしまい、3人まいを食べてしまった。
 これが翁との初めての出会い、兎に角印象が深くて、それでいて遠くて、確かに旨い蕎麦、以来病みつきになり幾度となく翁に出かけた。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記