2019年06月29日

うちわのさんち

    減ってしまった

 SANY2461.JPG夏の必需品団扇、竹と紙で出来た扇ぐ道具、夏には無くてはならない物、何処の家庭にも数多くの団扇があり、涼をとる道具であった。
 近年はまったくと言って良いほど家庭から消え、今の子供等はあまり団扇の有り難味を知らず、夏の必需品と言えばエアコン、冷房装置しか思わない。
 この団扇、歴史は古く古代エジプト時代に遡り、古くからあった物であるが、今みたいな涼を取る道具ではなかったらしく、儀式や占い等に用いられていた。
 今みたいな大きさではなく、今の団扇の10倍位のものであった由、非常に大きな物で厄を払いのける物であった由、素材としては木製であったり、鳥の羽や獣の皮であったりした。
 日本では弥生時代には、やはり儀式として用いられていた事が分かっており、長い間そのような儀式に用いられてきたが、江戸時代に入り広く普及。
 一般庶民の涼をとる道具となり、爆発的に流行し、何処の家庭にも団扇がある様になったらしく、その原因は竹と紙であったとされ、現在のような形となった。

 SANY2463.JPGもともと、うちわを漢字で書くと「団るい扇」となり、団は「丸いと言う意味」、丸い扇が団扇となったらしいが、その他にも色々な説があり、論議を呼んでいる。
 団扇には産地があり、房州団扇、岐阜団扇、丸亀団扇、京団扇などが代表的な団扇、これ等の産地は竹と紙の産地と重なっており、地の利を生かした製造物でもあった。
 京団扇や岐阜団扇のような洗練された高級品、房州団扇と丸亀団扇は普及品、其々の用途により一般庶民が買い込み、夏の必需品となった。
 しかし、昭和40年代に入り冷房装置が普及するにつれ、団扇の需要は急速に減り、一般の家庭から団扇が姿を消しはじめて行ったようだ。
 最近では祭り等で使われるようになり、少しは回復してきたようだが、以前みたいに、何処の商店も、お中元として団扇を使われたが、その様な時代にはならないであろう。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記