2019年07月12日

磁器の金魚

      金    魚

SANY9506.JPG 夏の風物詩金魚、暑い毎日を過ごしていると、水の中で泳ぐ金魚がうらやましく思えてくるが、別に金魚は自分が涼しいところに居るとは思っていない。
 人間様が金魚を見て勝手に思い込んでいるだけの事、しかし昔から金魚は夏の物と決まっていて、暑くなると金魚がもてはやされ、ワザワザ金魚鉢を飼って買う始末。
 この金魚、愛知県が主要な産地、其の他大和郡山も盛であり、この2つが全国の市場を占めているようであるが、近年金魚も中々飼えない家庭環境でもある。
 当然金魚は生き物であるから、毎日の世話は当然の事、水槽の水替えから餌やりまで、毎日やらなければ成らないのは当たり前、其の当たり前の事が現在はウットウシイらしい。
 其れも、現代の忙しい世の中を象徴しているようでもあり、もう少しゆとりのある生活を望みたいもの、一時の精神的な安らぎを求めなければ疲れてしまう。

 何しろ現代人は忙しすぎ、余裕が持てないらしく気の毒なSANY9515.JPG事で、そんな生活をしなければ無いらなのも又、現実の社会でもあり、何とかならないものなのか。
 嘆いてばかりでは、何も解決はしないが、此処に餌をやらなくても死なない金魚が存在、我々の眼を楽しませてくれる物があり、其の歴史は100年を越す。
 とまあ、大げさな言い方は別にして、磁器で出来た金魚が其れ、明治時代から製造されていたらしく、其の製造方法は難しいようで、水に浮くように造るのは技術がいる。
 鮮やかな色をした可愛い金魚の形をして、水に浮くように製造してあり、餌をやらなくても死なず涼しげに泳ぐ、しかし磁器で出来ており水に何故浮くのか不思議である。
 其れも職人の技術、本来水の入らないように作ると、窯の中で焼く時に金魚の中の空気が膨張して、金魚は爆ぜてしまうのが当たり前、其れをしないように焼くのが技術。
 写真は、瀬戸で製造された大正期の磁器の金魚、鮮やかな光沢のある出来栄えとなっており、即今中国で製造されたものとは比較にならないほど、出来が良く可愛らしい物。
 中国製のものは安いが雑、しかも趣が無くやっぱり瀬戸の磁器物が1番出来が良く、人々の目を楽しませてくれる一級品、昔の技術は大したものだ。














posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アンティーク