2019年07月16日

金魚

    中国よりの渡来

SANY0370.JPG 夏の風物詩金魚、夏の一番似合うものの1つとして金魚が上げられるが、日本古来のものではなく中国よりの渡来物で、15世紀初頭に渡来したとされている。
 中国では古くから存在したと言われているが、その起源はハッキリとしない様で諸説があり、どれが本当なのかは分かっていないらしく、どれも其れらしいとの事。
 長江下流地域の浙江省が発祥とされているがハッキリしないようで、南北朝時代に鮒から突然変異で生まれ、その後改良され宋の時代に盛に養殖されるようになる。
  もともと金魚は自体突然変異から生まれたものらしく、もとは鮒か鯉であり黒い色をした魚であったが、何らかの事情で色が変わり赤みを帯びたものが誕生、これを交配して赤い金魚につくり上げたらしい。
 明の時代には王侯貴族の間で珍重されたが、一般庶民には縁の無い物であり、一部の人々の観賞用であったがやがて庶民の間にも広がりを見せるようになる。
 日本には、鎌倉時代に既に渡来していたとの説もあるが、記録上あるのは室町時代に入ってから、しかしこれは貴族階級の観賞用で、庶民にはやっぱり関係のないものであった。
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 金魚が流行る様になるのは江戸に入ってからの事、豪商淀屋辰五郎が自宅の天井に当時渡来したガラス(ギヤマン)の板を嵌めた桶を吊るして、下から金魚の泳ぐ姿を鑑賞した。
 当然の事であるが、当時の金魚は非常に高くてとても庶民の手の出せる代物ではなく、もっぱら豪商や特権階級の観賞用であり、広くは出回っていなかった。
  その後各地で養殖が盛んになり、庶民も安く手に入るようになり、急速に庶民の間に広がって行った様で、金魚すくいや、金魚売りが天秤棒で担いで売り歩き、益々広がりを見せたようである。
 今は屋台の金魚すくいが子供たちに人気、縁日の風物詩として伝わっているが、これも養殖が盛んになり金魚が安くなったからだ。
  
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記