2019年07月19日

知らないうちに

      動かなくなった

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 友人から電話でオルゴールが動かなくなったと連絡、何のことかと聞くと「展示してあるオルゴールが動かない」と言うのだが、そもそも動かす為に展示してない。
 友人の経営する店にインテリアとして時計等のアンティーク物を置いてあり、時期が繰るごとに展示内容を変え、一年中展示してあるのだ。
 友人の店には、これ目当てのお客さんが来るので、常時色々な物を展示して見て貰っているもので、今回のオルゴールもその1つである。
 今回のオルゴールは聞いてもらう為に置いてあるのではなく、単なるインテリアとして置いてあるもの、だから動かしてはいないものなので何で動かなくなったのか不思議だ。
 今までにも良くあることだが、お客さんがいじって壊した事もあるのだが、今回の物は高い位置に置いてあり、普通の人では触れないはず。
 SANY0860.JPG友人の電話では分からずに明くる日店に出かけ、オルゴールを見ることに、動かないと言うものは鳥籠のオルゴール付き、籠の中に鳥が二匹おり、この鳥が鳴きながらオルゴールも鳴るもの。

 そんなに古いものではないが鳥が動いて鳴くので人気があり、目で見て、聞いて、楽しむ物なので面白いが、メカが複雑な物なので直ぐに調子が悪くなる。
 その為に高い所においてあり、普通は触れないのだが、何で動かなくなったのか原因があるはず、仕方なしにオルゴールを手に取り調べることにした。
 するとネジが一杯に巻かれ、どうしようもないほどなっており、バネを戻さないと動くはずもない状態に、何でネジを一杯巻くのかと聞けば、友人「俺以外に巻いた者はいないはず」と言うが、事実ネジは一杯巻かれている。
 友人に「この鳥籠を動かして誰かに見せてのか」と聞けば、「時たま知り合いが来た時に動かして見せた」と言う、そんな事で誰かが友人の知らないうちに動かしていたようだ。
 この様な精密な機械のものは無理にネジを一杯巻いてしまうとバネが戻らず、歯車も痛めてしまうので絶対にしてはいけないのだが、知らない人はよく巻いてしまう。SANY0881.JPG
 このような状態になると、分解してネジを戻さないと動かないが、これが厄介な事になるのだ、と言うのも幾つかの部品が複雑に重なり合っている為に、非常に面倒な作業となる。

 私も以前に分解したまでは良かったのだが、組み立てるのに四苦八苦して、結果は専門の業者に持ち込んだもので、修理代も高く付いた。
 今回のこれも、分解しようと本体を外してみたが、やっぱり以前の事もあり、これ以上分解するのを止め、バネをゆっくりと戻そうとしたが、これもダメであった。
 ストッパーを外して、ゆっくりと回転させれば良いのだが、失敗するとゼンマイの力が強く、歯車を全部ダメにしてしまう恐れがあるのだ。
 この様に、こちらが予想しない事態になるのも展示の怖いところ、友人も「何時の間にか触っていたのか、注意しないと」と肩を落とすが、これも展示の難しさだと思う。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記