2019年07月28日

手の込んだ細工

      貴族の誇り

 SANY2730.JPG懐中時計は高級品の時計であり、一般庶民の持てるものではなく、貴族階級のものであった時代、当初の懐中時計も御多分にもれず、大きな物であった。
 マダマダ時計が小型化されず、時計自体が珍しいものであった時、その大きさは懐中とは言えない位な大きな物、懐に入る代物ではなかった。
 しかし、時代が下がるにつれて懐中時計も小さくなって行き、やがては良く目にする位の懐中時計の大きさになり、誰もが懐に入れて持ち歩く事の出来る物になった。
 そして、当然の事であるが懐中時計は豪華な造りへと変貌をして行き、金銀財宝で飾り立てられるようになり、権力と富の象徴としての時計へと変わってゆく事に。
 これ等の時計は一般庶民には手に入るものではなく、当然の事貴族階級に支持され、益々その豪華さを競い合う、誰よりも豪華に、誰よりも珍しく、留まる事を知らないかのように突き進む。
SANY2732.JPG
 その頂点に立った時計が、「マリー、アントワーネット」が注文した時計、その豪華さと複雑の機能は現代においても、あせる事のないもの、他の追随を許さない時計だ。
 そんな豪華な時計には、これまた豪華な鎖が必要となり、その時計に合った物が特別に作られ、時計と鎖を一体化して、益々豪華を競ったものだ。
 写真の鎖もその豪華な物の1つ、銀製の鎖と鍵巻きを組み合わせたもの、鎖は細い銀線で組み合わせ、4重にセットされ、鎖の中間には豪華な銀製の装飾品が付く。
 この鎖のように、時計にあったものを特注品として製造させ、富と権力を他に示す為の道具として、時計職人に金にものを言わせて作られたものだ。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記