2019年08月08日

蕎麦

   蒸籠と笊

SANY0504.JPG 蕎麦、日本人に親しまれてきた食べ物の一つ、古くは古墳時代に遡ると言われ古墳から発掘されており歴史は長いとも言われている。
 只、蕎麦と言っても現在の食べ方ではなく、蕎麦の実をそのまま食べていたと言われ、その後茹でて食べていた様だとも言われている。
 遺跡からは数々の証拠が出てきており、やはり古くから食べられていた様だが、主食として食べられたのではないと言う。
 その後中国より渡来してきた食べ方をするようになるのは奈良時代からだと言う、しかしこの当時も現代の食べ方とは違ったものであった。
 蕎麦の実をふづして粉状にしたのは室町時代になったからだと言う、うどんの伝来とも関係しているらしく、詳しい事は分かっていない。
 食べ方としては蕎麦の実を粉状にしたものをお湯で溶き、蕎麦がき状態にして食べていたのではないかと言われている。

 当時も上流階級の食べ物ではなく、下々の人々のSANY0586.JPG食べ物とされていた様で、雑穀米の一つであったが飢饉用でもあったらしい。
 そんな蕎麦の食べ方、時代とともの変化して行き、現在の形になったのは江戸時代になってからと言う、蕎麦がきなどで食べていたものをうどんと同じように棒状にした。
 蕎麦切の始まりで急速にこの食べ方が全国に広まり、庶民に受け入れられそれ以後一般の食べ物として普及したもの。
 当時は蒸籠で蒸したものが主流、つまり茹で上げたものではなく蒸して蒸籠のまま客に出していたもので、現在のようになったのはその後の事。
 蒸籠で出していた時と茹でて笊で出した時とでは少し時代が違うが、後世には蒸籠で出す処と、笊で出す処に分かれて行ったと言う。
 その名残で蒸籠と笊の名前が付いているのだと、そんな時代の流れが蕎麦の名称にも影響して、現在に至っているが、笊でも蒸籠でも蕎麦の中身には関係なく蕎麦切である。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記