2019年08月15日

リアルすぎる

   ボトルの中の
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 またまた瀬戸で製造されたウイスキーボトル、数多くのボトルが製造されたが、その中でも飛びっきり精度の高いものがこれ。
 ウイスキーボトルは磁器で製造され、国内外からの注文がひっきりなしに、そんな時代のボトルの中、一番の出来がこのボトル。
 色々なボトルが造られてはいるが、大抵のボトルはソコソコの出来、細部的にこだわって製造するのではなく、リアルさも程々のもの。
 普及品から高級品まで様々であるが、高級品はボトルを造る時も原型から拘って製造されるのが普通。
DSCN0351.JPG 一つ一つは手造りで仕上げるが、拘れば拘るだけ原型も手が込んでくるから、その分職人も手が抜けないのだ。
 原型師は見本を蝋型と呼ばれる様に蝋で造り、型を起こすのだが、この型は石膏で出来ているのも出、高級品になれば型もピースが多くなる。
 単純の型から、細部にまで拘った高級な型まで色々あり、この型は非常に高級な型で造られている。
 複雑なものになると型は多くの部品で分かれることに、例えば足が4本あれば、型の数は倍に増える事になる。

 足を抜くためには型も細部に渡らないと抜けないので、切り込みを多く造り、本体を抜きやすくするためだ。DSCN0349.JPG
 足がなければ両サイドから2つの部品で抜けるが、4本足がある事により、切り込みを多く必要とするのだ。
 今回のボトルがまさにその4本足、しかし脚だけで馬の体重を支える事は出来ず、支えるために土台を付けられている。
 4本脚だけでは重みに耐えられないため、やはり型造りも大変、職人の腕の見せ所、とこで切り込みを入れるかも職人次第。
 そしてもう一つが、彩色であるが、ケバケバシイ色使いは禁物、勿論落ち着いた色彩のもので造り上げるのだが。
 ボカシも入っており、手間がかかる仕上げに、見た目にはさほど変わりがないものに見えるが、何回か色を塗り、強弱をつけた上でボカシをするのだ。
 馬の体もリアルに、そして躍動感にあふれるものに仕上げられており、このボトルが手の込んだ造りになっている事を物語っていおり、このウイスキーボトル、海外からの特注品、国内に出回る事のないものだ。





posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記