2019年09月16日

何処まで小型に

   小さくなる
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 古時計の中で小型の時計が人気なわけはどこに、以前から小型の掛時計は人気が高かったが、その人気に連れて値段も高くなってしまった。
 何時もの事だが多くの人たちが小型の時計を求めれば、当然数が少ないから値段が急騰することは必定である。
 物がないと分かると猶更欲しいと思うのも人情、その為に少しくらい高くても仕方がないと買い込む事になるのだ。
 これが負の連鎖であり、猶更拍車がかかってしまうことに、最高に高かったのはバブル以後のこと、今の値段の3倍はしていた。
 信じられないだろうが事実、それでも買い手がつくから、売る方としても笑いが止まらない、しかしこんな事は何時までも続くことはなく、自然消滅的に薄れていった。
 その原因は余りにも高値であることにあり、中国物がそれに目をつけて市場にコピーを輩出したので、これが引き金となる。

 コピーが出回ることにより、小型の時計は一気に人気がなくなり、値段が急落しSANY4646.JPGたのだが、これも欲しいと言う愛好家の性かもしれない。
 そこに付け込まれた人達はコピーを買い求めてしまい、失敗に気付くとともに、小型の時計に嫌気がさして、人気が薄れたのだ。
 今にして思えば何でそんな事になってしまったのかと、不思議に思う人も、しかし其処には愛好家の心理が働いたのであり、之はどうしようもない事。
 当然私も巻き込まれた一人、欲しいと言う心理は止められるものではなく、連鎖反応として行動してしまう。
 何時の時代も同じような繰り返しかもしれないのだが、この現象は一度だけではなく、波のように繰り返されるのである。

 そして一時底値の状態であった小型の掛け時計、最近また上昇傾向SANY4223.JPGにあり、新たな人気がぶり返してとも言われている。
 何故ならば中国製のコピーも、よりよく改造されて本物に近づいたのだが、目の肥えた愛好家もまた進歩したのだと思う。
 偽物を見抜く力をつけた人たちは、また小型の時計が欲しくなり、それよりも尚小型のものを探し始めたのだ。
 愛好家の無い物ねだりの始まりでもあり、それが再熱仕掛けていることは確か、最近はそれを探している人も多い。
 しかし時代に繰り返すというが、20年周期再熱化してきたよう、これからどんな動きをするのか興味のある所。
 もちろん本物の小型の時計は数は少ない事に変わりなく、当然上昇傾向になることは必定と思う、やはり今が買い得かもしれないが果たしてそれが正解かは、後になってみなければ分からず、これも人の心理のナセル仕業なのだと思う。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計よもやま話