2019年09月27日

優先順位

    2頭を追うもの

  前にも書いたが名古屋の大須観音のSANY8057.JPG蚤の市、毎月8の付く日に市がたち、足繁く通ったもの、この市では数多くの珍品も手に入れている。
 東寺の蚤の市とは比べものになら無いものだが、便利が良いのと近いのと両方で兎に角通ったがライバルも多くて、先を越されることもしばしば。
 少し遅れて蚤の市に行ったばかりに大物を逃した事も、逆に珍品を人より先に手に入れたことも、様々な場面に遭遇したのもこの市である。
 時計愛好家が経験する事だが、一足違いで珍品を逃してしまった事もあるのが蚤の市、蚤の市ではどちらから回るかによっても明暗が分かれる。
 特に広い会場であればどの店から回るかが重要なポイント、毎回古時計を持って現れる業者は決まっているから、その業者のもとに早く着くこと。
 開場と同時に業者目掛けて走る事も、早くその業者のもとに行かねばと、焦る気持ちを抑えて走るが、その業者のもとに行くのは私だけではないので兎に角早く行く。SANY0365.JPG
 ここで運命が分かれるのも良くあること、古時計を扱い業者は一軒だけではないから、今日はどの業者が良い古時計を持って来てるかは運次第。

 1番良いものを持ってくる業者の下にまっしぐら、案の定古時計を幾つか持って来ており、早速品定めをするが直ぐにある時計に目が行く。
 四ツ丸の奈良時計だとピンと来て、その時計を手に取り確認するも、やはり奈良時計に間違いなかったので直ぐに手付けをうち他の店に、そして次の店で珍品らしき時計を見つける。
 八角合長の8インチの時計、この時計は絶対に古いと直感、振り子室の中を覗くも文字が薄くて読み辛いので、光にかざして読み取ろうとするが良く見えない。
 しかし何やらゲンシャとローマ字が見えるがハッキリしないので、こんな事をしていると人に先を越されると思い、この時計を置いて他に行くことにした。
 他の店に行くもあの時計の事が気になり、どうしても頭から離れないので、その店にと引き返したがあの時計がないので、主人に聞いて見ると、「あんたが来後、直ぐに他の人が来て持って行ったよSANY0392.JPG」と言うのだ。
 そして幾らで売ったのかと聞けば、「八角の時計だから3000円で売った」と言うのだが、その後がいけない「その人は珍しい時計だと言っていた、何でも「金元社」とかいっていたと言うのだ。
 しまったと思うと共にやっぱり「金元社」かと、あの時直ぐに手付けを打っておけば良かったのにと後悔、しかし後の祭りだと思うが、逃がした魚は実に大きい。

 オカシイと思ったが、八角の只の時計、誰も買わないだろうから後で来れば良いと思い、先を急いだのがイケなかったのだが、運がなかったのだ。
  しかし悔やまれてならないのだと、しかも3000円で買えたのだと思うと、つくづく自分の愚かさを反省するも、やっぱり後の祭りだと思うしかないが、その後が尚更イケないので、その時計を買ったのがライバルであった事、あの人に持って行かれたとは益々悔いが残って仕方がなく、10数年経っても今も心に残っているのだ。












posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記