2019年11月18日

燭台

   燭台とランプ

 燭台とは灯火具の一つ、古くから明かりをともす台の事を言うSANY0349.JPGが、蝋燭が入って来てからは主に蝋燭たての事を指すようである。
 油を主体とした灯火具奈良時代から続く灯、蝋燭は鎌倉末期になってから中国より伝わったもので、それ以前には灯は油を使用していた。
 つまり蝋燭は後発の明かりである事、それも高価なものであったので一般庶民のものではなく、宮中や寺社などで使われていたもの、一部でしか使用されていない。
 鎌倉室町時代には寺社や武士階級の明かりとして使われていたが、一般的には油を使用した灯火を利用していたのだと言う。
 時代が下がり江戸時代に入っても蝋燭は高価なものとして一般家庭には使用されず、依然として油を利用していたものだ。
 蝋燭たて、つまり燭台は独自進化を遂げる事に、寺社や武家の間では燭台が高級化かたみ.jpgして行き、様々な燭台がつくられたが、銅であったり、鉄であったり、陶器であったりと趣向を凝らしてものが造られ、派手なものが出現した。

 一方ランプは明治以後一般に普及して行くが、油と言っても植物性のものではなく、江戸時代の延長では無かったもの、つまり石油を使用した灯、同じ油でも植物性の油でない事で、一般庶民の明かりも様変わりしたのだ。
 西洋のランプを真似て日本独自のランプが製造されるようになり、様々な形のランプが出現、需要と供給のバランスがとれ、段々と高級化して行った。
 それとは別に一般庶民のランプは実用的な普及品が使われ、大量生産をして需要にこたえ、これも又色々の名種類のランプがつくられた。
 写真の職台とランプ、一つは上流階級用につくられた蝋燭たて、ランプの方は庶民的で普及品のランプ、陶器の職台は趣向を凝らした桃山時代風の異人の姿を象った燭台。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記