2019年11月29日

弘法市

   大小さまざま
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 全国の弘法市、毎月21日に開催される蚤の市の事、規模の大小にかかわらず蚤の市がたつ、様々な種類の露店が店を出す。
 誰が言っても実に楽しい場所の一つだと思うが、若い頃は歳より臭い市であると思っていた時、古時計に興味を持ち始めた。
 最初は知り合いの店に出入りしていたが、そこだけでは中々集まらず、次第に捜索範囲を広げていった。
 勿論駆け出しの頃は恥もなくいっぱしの蒐集家気どり、店に入っても知ったようなそぶりで古時計を探していた。
 傍から見れば駆け出しに見えているものを、自分では蒐集家気どり、店に入っても古時計専門家の気取りでいた。
 ある時行き付けの店に業者らしき人物が入って来て、私が親父と話している間に入り、明日は弘法市だから何かないのと言うのだ。
 親父はその業者と何やら専門用語で話をしているが、こちらは全く気にせず古時計を眺めていたが、暫くしてその業者は帰って行った。

 業者が帰った後、店の親父が「あんた弘法市は行くSANY0592.JPGのか」と聞いて来たので、何の市か分からず「何処の市と聞き直した、親父「知立の弘法市だよ」と言うのだ。
 いっぱしの蒐集家気取りでいた私は、「市などには行かない」と答えてから、「何で弘法市などに行くのか」と再度聞いてみた。
 私の頭の中では歳より臭い市など言って何になるのかと思っていたから、親父にそんな返事をしたが、親父ニコっと笑い、あんた蚤の市に行った事ないなと、私の顔を見た。
 その時の親父の顔は、こいつはド素人な奴と思っていたに違いなく、笑っていたのだと思うが、その時はまったく分からなかった。
 この時話していた弘法市は知立の弘法さんの市、その後私も何度となく通った市で店は少ないが面白いものを買い込んだ市でもある。
 この様に各地の弘法市はそんなに大きなものではなく、こじんまりとした素朴な市、だから面白いものが出るのだと思う、しかし今はネットの時代、パソコンの画面をにらめっこして居る様だ。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記