2020年02月09日

呼び方が分からない

    本四つと張四つ
DSCN1459.JPG 古時計の代表格、四つ丸達磨時計、この時計は当初から人気の時計で、現在でも人気の高い時計である。
 日本人に親しまれたこの形の時計、アメリカでは「8の字とかイオニック」と呼ばれている時計、日本では「四つ丸達磨時計」と呼ばれている。
 発売当初からこの時計は人気が高かったようで、八角型の時計と比べて値段も少し高め、しかし当時から人気があったようだ。
 日本人には馴染み易い形であったかも知れないもの、西洋時計の中、色々な形の時計が存在していた。
 当時でも日本人に好まれる時計と、そうでない時計とに分かれており、余りバター臭さのある時計は好まれなかったと言う、日本の家屋に合う、合わないもさることながら、やはり日本人好みの時計はあったようで、現在でも其れは余り変わっていないと思う。
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 現代の日本の家屋は西洋化されているが、それでも日本人に向かない時計は存在しており、奇抜な飾りの時計は好まれない。
 今も昔も日本人の感覚は余り差が無い様で、好まれる形は存在していると思うが、好き好きに変わりのないもの、この達磨時計は日本人にも好まれた形の時計であり、現在もやはり好まれて求める人が多いようである。
 最近は若い女性の間で、姫達磨の古時計が人気となっているが、ヤッパリ達磨型の時計、日本人好みかと思う。
 その達磨時計で、本四つ達磨時計と張四つ達磨時計と何処が違うのかと、そして何故呼び名が違うものなのかと。
 DSCN1461.JPGそんな素朴な質問が寄せられており、改めて四つ丸達磨の人気が再認識されたと思うが、贔屓目なのかも知れない。
 この時計の呼び名は当時のカタログには色々な書き方がされており、各社統一されてはいないと思う。
 同じように見えてしまう本四つ達磨と張四つ達磨、確かに外形は良く似た形をしているが、それは正面から見た場合。
 同じ大小の丸が付いているから、一見すれば同じと勘違いするが、時計の知らない人でも、側面から見るとハッキリと違いが分かる。

 本四つ達磨は側面から見ると、中央にある二つの小さな飾り、この取り付け方が違う事に気が付くと思う。
DSCN1463.JPG 小さな飾りの支柱が後ろまで続いているので、一本の柱のように見えるはず、しかし張四つ達磨は名前の通り、支柱は無く後ろまで続いていない。
 つまり張四つ達磨の中央の小さな丸は、文字通り表から張り付けてあるだけで、支柱も無く後ろまで続いていないものだ。
 簡単に見分けるには、側面から見て支柱が後ろまで続いているものは本四つ達磨、支柱が無く表しか飾りがないものを張四つ達磨と認識できる。
 呼び名とはよく考えられているものと思うが、この時計に限って言えば、名は体を表すとはこの事かと思う。
 本四つと張四つ、呼び名の通りの形をしているもの、側面から見ると明らかな違いが、それが見分けるコツでもある。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計よもやま話