2020年02月24日

浮世絵の時計

    時刻が表示
 SANY3936.JPG浮世絵は美人画と決まったものと思うが、実は色々な図柄があり、美人だけのものではないらしいが、美人の浮世絵の方が人気が高いのは事実。
 とまあ浮世絵には色々なものがある事は分かるが、ヤッパリ美人の方がよいもの、見て楽しむものだから美しい方が良いと思うのは私だけだろうか。
 当時の人気作家とは、歌麿や晴信といった美人画の名手、彼らの描く美人画は一世を風靡し、江戸中の人気を一気にさらい、浮世絵が江戸中に飛び交った。
 歌麿や晴信の浮世絵を求めて庶民が版元に殺到、余りの人気に幕府が何回も規制したが、庶民の人気は衰えをしなかったようである。

 今見ても美人画は良く描かれており、庶民が夢中になるのも無理からぬ事、その美人画で人気を博したのが歌川豊国(1769年)明和6年〜(1825年)文政8年がいる。SANY3941.JPG
 歌川豊国は歌川派の創始者、歌川豊春に弟子入り、その後めきめきと腕を挙げ、歌川豊国と名乗り、歌川派の隆盛を牽引した人物である。
 はじめは美人画を描いていたが、その後役者絵に転向、役者の似顔絵を描き人気を博し、数々のヒット作を世に出した人物として有名。

 写真の浮世絵、豊国が描いた花魁の浮世絵、題SANY3948.JPGは雪見八景、花魁が火鉢に当たりながら雪兎を愛でている所、右下の三宝に乗っている兎は雪で作られたもの。
 この浮世絵で注目して貰いたいのは時計、右上に半分ほどしか描かれていないが、当時の流行であったのか、時刻が分かるように描かれたはずだが、実際は版画にした際に読みづらくなっている。
 何代目の豊国かはハッキリしないが、おそらく初代の豊国であると思われ、余り才色が付けられていないのも初代らしいのではないだろうか。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記