2020年04月02日

木象嵌

   模 様DSCN1311.JPG
 象嵌とは模様を埋め込み描くものを指す、色々なものに模様を描くことができるが、卓越した技術が必要となり、緻密な作業を要するものである。
 難しいのは模様を埋め込むことにあり、描きたい模様をまず本体に描く、そしてその部分を薄く削り取ることになる。
 描いた模様を埋め込むために、あらかじめ削っておくのである。
 そしてその削り取られた部分に隙間なく同じ模様を埋め込むのである。
 少しでもずれると下地が見える事になるから、下地の模様と寸分違わず模様を作ることが必要となるのだ。
 象嵌には金属に施すもの、木製品に施すもの、そして陶器の年度に施すものとがあり、今回のものは木象嵌である。
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 この象嵌は古くから行われて来たもので、陶器に行われたものだが、その後金属や木製品に行われるようになったと言う。
 今回の象嵌は木製品のものに模様を入れこまれたもの、特にヨーロッパで盛んに行われてようだが、世界各国に見られる技法であるという。
 木製の時計本体に材質の違う木材を使って模様が埋め込まれている。
特に高級品の時計に施されたが、その後技術の発達により一般品にも使われるようになった。
 写真の木象嵌はヨーロッパの時計に用いられている象嵌、様々な色の違う材料で模様が埋め込まれているものだ。
 時代的には1800年代のものだと思われ、普及品と言える代物。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記