2020年06月01日

幻のオリンピック

   幻と消えた
 コロナの影響でオリンピックが延期しDSCN0996.JPGいるが昭和15年の東京オリンピック、日本で開催される予定であったもの、前回のオリンピック後開催地を東京と決められた。
 当時は世界中が不穏な空気に包まれていた時代、世界のあちら、こちらで紛争が続いていた時代、日本もその最中にあった。
 そのような状態の中、次のオリンピックは東京で開催と決まったが、その後も様々な出来事が世界で起こる事になる。
 勿論日本も例外ではなく、日中の間でもきな臭い状態となっていた時、国を挙げてオリンピックを開催しようと動き出した。
 その一方、軍部は中国に侵攻を開始してしまい、日中が戦争状態となり、オリンピック開催が危うくなって行く事に。
 世界からも日本に対する風当たりが強くなり、結局日本は東京オリンピックを辞退する事になり、ここに幻のオリンピックとなってしまったのだ。
 そのオリンピックを当てにして数々の代物が造られた事を、小さな蕾で紹介したが、その内容について質問があった。
 質問は2つ、一つはオリンピックを記念して造られた時計、優勝カップをデザインした時計、この時計についての質問だ。
 時計に付いている振子がおかしいのではと言う事、カップの色が銀色であり、振り子だけが金色ではおかしいのではと言う事。

 写真で見ていてもおかしいと感じたと言うもの、確かに銀色と金色でDSCN1001.JPGは不釣り合いと思われても仕方がない、私もこの手の時計には、金色のものと銀色のものとがあったのではと言う話を聞いた事があり、前から疑問に思っていた。
 しかし金色の時計は見た事が無いので何とも言えない、振り子が違うかもしれないとの疑問も一理あると思う。
 もう一つがポスター、写真のポスターは公式のポスターではないのではと言う事、その点については質問されるまでもなく、公式のポスターではない。
 勿論文章中にも公式であるとは書いていないが、当時のオリンピックにあやかって造られたポスターである事は確か、それに名古屋の逓信局が出しているポスターであり、国が造ったポスターである事、民間で無い所が良いと思う。
 いずれにしても、珍しいものには違いはないが、完全にオリジナルかどうかは分からないと答えるしかないが当時の資料も不足している現状は、推測の域を出ないと思うが、オリンピックを当てにして造られた事だけは確かである。
 それにしても、読者とは恐ろしいものであり、冷静に文章を読んでおられると感心する事しきり、これからも気を付けて書かねばと思っているが、今度の東京も幻にならないようにしたいものだ。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計裏話