2020年06月10日

版画和時計

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 今日は時の記念日、そこで好きな伊東深水の版画和時計、世界に名だたる時計の一つ、日本で造られた独特の時計、世界に類を見ないと言われる時計が和時計、そのルーツはやはりヨーロッパ、14世紀に宣教師が日本に伝えたと言われているもの。
 残念な事に初めに伝えられた時計は現存していないが、その後家康に献上した時計が残っており、静岡の久能山に伝えられている。
 この時計が現在では一番古いものとなっているが、もっと前に伝えられて物があり、現存していないのは残念な事である。
 そのヨーロッパから伝わった時計をモデルに津田助左衛門なる人物がコピーして時計を製造、家康に献上したと言われ天保3年1833年尾張史に記録が残されている。
 この津田助左衛門が日本の時計の元祖と言われ、以来名古屋の地で製造し、その子孫は現在も名古屋に在住している。
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 そんな和時計を古時計愛好家の堀田良平氏が日本画家伊東深水に依頼し、堀田版と言われる版画を制作した。
 伊東深水は名だたる美人画の大家、彼が描く日本美人は妖艶な姿で人気が高く、愛好家の推奨の的でもある。
 その堀田版深水の版画、堀田版の版画の中で一番人気の版画、和時計愛好家なら一枚は欲しい版画であると言われているもの。
 左側に二丁天賦の和時計を配し、妖艶な若い女性が横顔で時計を眺めている図、怪しいまでの流し目、色化が漂っていて伊東深水の得意とする描写、美しさが滲み出ている様である。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記