2020年09月14日

ガラス絵で分かる事

   各社の違いが
SANY2861.JPG 明治期、日本の時計製造会社は西洋時計をモデルに、盛んにコピー商品を造り、市場に供給していたが、今で言う違反であるが当時はお構いなしに行われた。
 アメリカ製の時計をそっくり真似て西洋時計を製造、今で言うコピー商品、商法違反である事は明らか、しかし当時は気にせず造り続けた。
 兎に角そっくりに造り上げる事を目指しており、その完成度は高いもの、本家の時計と瓜二つの時計が製造された。
 そんな事で本物そっくりに造る事が当時の時計製造会社が目指していた事、そっくりに造り上げ安価な値段で提供する事に生き甲斐すら目指していた。
 現在の中国と同じ状況で、コピー商品をとやかく言う現代人も、昔は日本も盛んに造り続けていたのだから、今にして思えば恥ずかしい。
 しかし当時は恥かしいとは違い、逆に誇らしく思っていたのだから、考えもしない事、とにかく一生懸命にコピーした時代。

 現存している古時計がその証拠である事は確か、より本物に近い物を造る、その意気込みが健在に伝わって来るのだ、今そんな古時計を並べてみると、面白い事が見えて来るもので、会社が何処の時計をモデルにしたか、そして同じ時計をモデルにしても、その出来の違いSANY2855.JPGが。
 大手の時計製造会社と中小の時計製造会社とでも、その違いが表れているが、個人の時計製造所もまた競い合っていた。
 ある意味、個人の時計製造所の方が、より本物に近い商品を製造しており、大手の時計製造会社よりも精度の高い時計を製造。
 何処にそんな力があったのか、個人の時計製造所が大手の製造した物よりも良いものを造る、おかしなことであるが、事実それが残っているから、ある人に言わせれば大手の製造会社はコストと利益を重要視したために、個人の製造所よりも程度の落ちる時計を製造したと。
 プライドを持って造り上げた個人の製造所、大手に負けまいとする心意気は、明治の職人魂を見る思い、意地とプライド、職人気質、個人の製造所の職人の腕が良かった事の裏返しとも言える事、その証がしっかりと残っているのも面白い事だ。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記