2020年10月06日

古いものだ

   絶対に信頼できる
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 色々な時計の事を質問されるが、私は単なる蒐集家、その為に何でも知っているはずもなく、逆に此方が聞きたい事も多いのだが。
 そんな私に色々な時計の質問が寄せられ、聊か困っている状態で、これだけ種類の多い時計を持ち込まれても、分かるはずもないが、そんな事はお構いなく持ち込まれ困っている。
 今日もまた、お構いなしに古時計が持ち込まれ、鑑定して欲しいとか、修理して欲しいとか、依頼は引っ切り無しに来るので、これはお手上げもの。
 何時も買い込んでいる店だから信用しているのだ、しかし不安もあるから他人に確認して欲しいと、そんな気分になるのだとも言うが、そのために私に確認か。
SANY1212.JPG 私に言わせれば、確かに他人の目も大事、自分が分からなかったら他人に聞くのも正しい、だが自分の眼を養わない事には何時まで経っても同じことになる。

 古時計と付き合うには絶対条件として、その時計を研究する事と思う、自分が欲しいと思う時計を決めたなら、その時計を数多く見て研究する事だ。
 数多くの同じ時計を見ていると、自ずから本物を見る眼が出来、古時計を蒐集する1番の心得とも言え、自分の目を鍛えなければならない。
 他人任せの選択は古時計と付き合うには1番ダメな方法、SANY1220.JPG古時計とは眼で見極めることが出来なければ、良い古時計を手に入れることは出来ないのだと思う。
 勿論、信頼できる店で購入する事も大事、しかしそれだけでは欲しい時計は手に入らないので、他で購入するしかないが、それには見極める眼がいる。

 先ずはオリジナルの時計を数多く見ることが先決、しかしこの時オリジナルであることを確認しないといけない、オリジナルでない時計を間違えて覚えるからだ。
 現物が一番だが、手元にない時は信頼できる店でオリジナルを見せてもらう事、その上でカタログとも対比して、自分自身の目に刻み込む事。
 この行為が1番の早道、「百聞は一見にしかず」との諺、この言葉通りオリジSANY1229.JPGナルを見る、この積み重ねをして行けば、自ずから実力が付いてくるのだ。
 今回の時計、フランス枕の新しい物、本人は古い時計と信じ、それなりの値段で購入したようだが、あきらかに新しい時計なのだ。
 フランス枕は形も機械形式も古い時代の物と殆ど変わりはなく、新しい物で真鍮部分が錆びて黒くなってしまった物は、一見古い時代の物と思ってしまう。
 しかしジックリと見れば、古い物と新しい物の部品が違う、そんな小さな所まで見抜く力を持って欲しいもの、やはりフランス枕を数多く見ることだと思う。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記