2020年11月07日

製造風景

    明治の工場
 SANY6671.JPG精工舎の明治時代の工場写真が残っているが、明治の末頃のものではないだろうかと思う、専門家ではないから機械の内容は分からない。
 専門家であれば、この機械がどれ位の時代の物なのか想像が付く、しかし我々にはそんな知識はないから明治時代としか分からない。
 写真は後になって精工舎が公表したもの、当時を知る上では貴重な資料、明治時代、日本の工場内部の写真は余り多くない。
 精工舎にしても同じ事、多くの写真が残っていないらしく、公表されているものも少ないよう、そんな工場の写真。
 この写真から分かる事は、今と違って電灯が少ないように思えるが、ガラス窓が大きく開けられており、日の光を工場内部に取り入れていることが分かる。
 同じ時代の製糸工場もまたお日様の光が最大限に入るように設計されているから、其れと同じ構造だと思われる。

 思ったよりも狭い工場であること、当時の工場はこんなものであったのか、如何にも工場らしい木造の梁がみえ、電気を動力としている事も分かる。SANY6649.JPG
 工場内部の風景、現在の工場とは違って小さな工作機械、職工らしき人々が写っているが、良く見ると左と右服装が違っていることに気が付く。
 左側の人は当時の職人らしい服装に対して、右側の人の服装は洋服の作業服、どちらが工場で上役なのか、普通に考えたら右側の人と思うが。
 服装だけで判断は出来ないが、機械の形が違っていることも、その職種が違うことを物語っているもの、明らかに右側の人が上級職のようだ。
 職人の人数も、もっと多い人が従事しているのかと思いきや、案外少ない人数での製造風景、どの部門の製造風景であろうか。
 それにしても工場外部の写真と比べると、思ったよりも狭くて、小さな作業場ではないだろうか、当時としてはこれでも大型の工場であったのかも知れない。
 しかし、精密機械を製造する工場にしては電灯の明かりがすくない事に驚く、もっと明るい電灯をつけて仕事をしていたと思っていたが、意外でもあった。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記