2020年11月21日

染付け

   ゴスの違い
 瀬戸の染付、江戸から明治にかけてSANY4523.JPG製造された磁器、優れた染付が海外に輸出され、多くの支持を集めていた。
 有田と並び瀬戸では磁器の製造が盛んで、特に関東地方に出荷、瀬戸でつくられた陶器を瀬戸物と呼ばれ特に親しまれた。
 瀬戸物と言えは瀬戸の焼き物の事を指す、そんな瀬戸物、特に染付けは人気が高く、生産も多く関東地方に運ばれ瀬戸物の代名詞となった。
 瀬戸で製造される染付はゴスと呼ばれる釉薬の色が鮮やかで繊細な図案も喜ばれていた。
 磁器物は高級機で一般庶民の間でも憧れの器であったとされているもの、陶器よりも値段も高くて丈夫な器、高温で焼かれた器でもある。
SANY4505.JPG

 描かれている図は山水画、筆を巧みに使い深山幽谷を簡素化して描き、躍動感のある図に仕上げている技術は職人の腕が如何によかったことを表している。
 下の写真は馬上杯に描かれている山水であるが、小さな器にも拘らず器全体にゆったりとした描き方で、職人が手慣れた絵付けの技法を使っている事。
 瀬戸独特の白い生地とゴスの青色が絶妙なバランス、高級感を醸し出した逸品と言えよう、瀬戸の染付の技術の高さをしめした器と言え、この様な磁器が大量に製造されたのも江戸から明治にかけて、瀬戸の窯元が力を持っていた証拠。


posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記