2018年02月10日

携帯日時計

      携帯式のもの
SANY7225.JPG
 古くから使われている日時計、旅には欠かせない必需品、今みたいに何処でも時間が分かる時代、この様な時を知る道具は不思議に思うかもしれない。
 今の若い人には時計すら持たない人が多く、どんな手段でも時間を知る事が出来る時代だから、時計を持たなくても良いのだ。
 しかし昔の人にとっては時間を知ることは重要な事、特に旅に出れば必要不可欠なもの、その為に色々な時を知る手段をこしらえている。
 その1つが日時計、天気でありさえすれば、何処でも時を知ることの出来る道具、その為に様々な工夫をした日時計が造られた。

 そもそも日時計とは、真南に棒を立てさえすればおおよその時間が分かるもので、今みたいに一秒刻みの時間を知る必要がない時代。SANY7244.JPG
 おおよその時間が分かれば済む時代に、持ち運びの出来る日時計は大変重宝されたと思う、その日時計の歴史は古く、紀元前2000前と言う。
 既にバビロニアで使用が確認されている事から、歴史は古く、その後世界に広まったと言われているが、日本に入ってきたのは何時ごろであろうか。
 飛鳥時代以前には既にあった言われ、はっきりとした時代は不明、一般庶民が使うようになったのは、世の中が安定してからの事とされている。

 江戸時代には道中支度の中に日時計も入り、旅人には欠かす事の出来ない道具の1つ、道中関所の開門や閉門の時刻を知るためだ。
 写真の日時計は明治時代のもの、普及品であり、日本の標準時が決められた後のもの、携帯用としては大量に製造されたもの。SANY5769.JPG
 蓋を開けると中央に金属の板が横になっているが、これを垂直に立て、縁にある真鍮のアームを起こして、金属板を固定す。
 左側に付いている磁石を見て、真南の方角に設定すると、手前に刻まれている時刻目盛りに影が差す時間を見ると、その場所の時刻が分かるしくみ。
 携帯日時計の蓋の裏には、日本各地の標準時に対する時間が刻まれているから、それを参考にして時間を計るものだ。
 現在の正確な時間との誤差は2、3分である事は立証されているから、ほぼ正確な時間が分かる仕組み、この日時計は長く使用されたもの。
 シンプルではあるが意外と正確、日時計も馬鹿にならないものだと思う。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計よもやま話
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