2017年12月28日

後々の事が

      貰う事はしない

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 古時計を展示していると色々な人と出会う、年齢性別問わず出会いはやって来るが、古時計もまた同じ様に出会いがあり、良く展示会場で話しかけられる事がある。
 展示会場を訪れる方の中には展示品と同じ様な時計を持っておられる方が、そんな時は必ず声がかかり、「家にこれと同じ時計があります」と云われる事が多い。

 会場では古時計のキャクションを細かく書いていないことが多く、製造会社と年代位、その他少し特徴を書く程度、私がずぼらのせいだから。
 そんな事で展示会場で同じ時計だと言われる物は珍品時計、確かに何処にでもある単なる八角の時計だから、同じ様に見えるかも知れないが、展示品と中身が全く違う代物。

 しかし見学者は同じ様に見え、家にも同じ時計があると言われるが、良く聞いて見るとまったく別会社の時計、それでもむげには返事が出来ない。
 その上、そんな珍しい時計なら大事にしなくてはと云われ「どれぐらいの値段ですか」と急に現実的な話に、本人は珍品と同じだと思っておられるが、全くの別物で値段は付かない時計だ。
 SANY7875.JPGそんなことも日常で起こるから展示は面白いが、対応如何ではまずい空気に成る事も、スッカリ本人は珍品時計と思い込み、買い取って欲しいと言い出す始末。

 その場で丁寧にお断りをするが、しつこく食い下がる人も居るから、この対応に閉口する事も、何かと展示は気を使うことばかり、そしてもう1つ悩みの種が。

 展示会場に古時計を持ち込んでくる人も多く、昭和の何でもない時計を持ち込み、「親が大事にしていたから貴重な時計では」と云って来る人もいる。
 昭和の何処にでもある時計だが価値があるものと信じている様、この対応にも困る時も、幾ら説明しても信じない時はこちらがギブアップする事もある。
 価値が無いとはおかしい、親が大切にしていたのだからと逆に怒り出す人も、そんな事で展示会は色々な人が来る事に、それを簡単に対応しないように気を使いすぎるのだ。
 1番困るのは古時計を貰って欲しいと云って来る人、若い頃は何でも貰い受けていたが、現在は立場上貰い受ける事は絶対にしない事にしている。
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 その時計が珍品であろうと、高価なものであろうと、手が出るほど欲しいものであろうと、全てお断りしているのだが、それはトラブルを避けるためだ。
 後々、貰った古時計が珍品や高価なものである場合、「返して欲しいと」か、「価値が分からないのに取られた」とか、「安く買われた」とか、兎に角トラブルの原因となる恐れがあるから。
 そんな訳で古時計は信頼する人以外は、この様な行為は絶対しないように心がけているので、貰い受ける事はしないが、展示会では後がたたない位に話が来るのだ。
 何で貰ってもらえないのかと言われるが、これが最善の策と思っており、申し出される方には博物館を紹介して、そちらに寄付されるように勧めるのだ。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計裏話
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