2019年01月19日

のらくろ

      野良犬黒吉

 1931年に発表された漫画の主人公、黒色の野良犬黒吉が可笑しく起こす騒動をコミカルに描いた物語、軍隊にヒントを得て作られた漫画である。
 昭和6年に田河水泡が原作者、昭和と言う時代を野良犬にふうして、可笑しく世相を切った物語だというが、私は余り見たことがないからハッキリとは言えないのだ。
 この物語は野良犬の黒吉が、猛犬連隊に入隊して、段々と昇格してゆく話であるが、勇猛果敢な軍人ではなく、二等兵からコツコツと積み上げて行くタイプの姿を描いている。
 この漫画は1931年に発表され、現在まで続く息の長い漫画でもあり、1988年にもテレビアニメとして放送され、2001年にものらくろクンの名称でアニメ化されている。
 戦前には人気を博して、色々なものが発売されたようで、当時は著作権の意味も分からずに、田河水泡の許可なく勝手にキャラクターを拝借して、海賊版のものが売り出されたようだ。
 今の中国のような状態であったらしく、何処の誰とも分からない人物がのらくろの絵を勝手に使って色々な物を発売して利益を挙げたようである。

 今の時代では考えられない状態であったらしく、田河水泡の許可なく勝手に商品を作り売り出し儲けたところも数多いと聞く。
 特許等何処吹く風とばかりに儲ければよいの中国方式、日本でもこの時代はそれがまかり通った時代、今の中国を馬鹿にしている人も、かっては日本もそのだったと。
 この事について田河水泡は聞かれたらしいが、彼は多くの人が喜んでくれればそれでよいと、それだけ「のらくろ」が愛されている証拠だと、周囲の人が気をもんでも動じなかったらしい。
 流石は大先生、少々の事では驚かない大物、こんなおおらかさが「のらくろ」を生む原動力になっている事は確か、大きな気持ちでなければ漫画は書けないと。
 一部ではのらくろは戦争を引きずっていると批判する人も居るが、田河水泡も戦争には批判的、しかし戦時下では漫画もああなるのだと言う事だ。
 現代的にはのらくろクンになるはず、しかしこれは昔ののらくろ、可愛らしいがやっぱり古いのらくろ、果たしてこの対象年齢は子供なのでしょうか。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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