2018年08月23日

漆とニス

     どちらが良いか
SANY0438.JPG 西洋時計の塗装、外国から齎された西洋時計、その製造方法はさまざま、日本に入った来時計はボンボン時計と言われる普及品が多い。
 大概が八角の西洋時計、その主な輸入国がアメリカ、アメリカ製のボンボン時計が日本の輸入の大半を占めていた頃、それをモデルとして日本で西洋時計が製造される。
 輸入された時計は庶民的なものが殆ど、高級品も輸入れたがその数はボンボン時計と比べ物にならない位少なく、安価な時計が多かった。
 目的は近代化の波を国民に植え付けることが新政府の狙い、庶民はこの政策にまんまと乗り、文明開化の名のもと、西洋時計を買い求めた。
 しかしながら舶来品と呼ばれる時計は安価と言っても、誰でもが買える代物ではなく、富裕層や商店がその矛先であったが、時代が下がるにつれて一般庶民にも手に入るようになる。 それは国産化がなされ西洋時計も輸入品よりも安く、手の届く時計となったもの、日本各地で西洋時計が製造され、市場に出回るようになったのだ。

 この西洋時計、アメリカ製の時計をモデルとしているが、本来の作り方と違った作り方も採用している事、アメリカ製の時計は本体の塗装はニス仕上げ。 勿論日本の時計もそれに習ってニス仕上げの時計も多いが、中には特殊な塗りを施したものもあり、ニス仕上げだけではないのだ。
SANY0474.JPG時計製造会社は数多く存在しているが、その中には日本古来の塗りを採用して入る時計製造会社もあり、他社との差別かも計っていたのだ。
 ニス仕上げで塗装された時計が殆どだが、漆塗りに拘り時計本体を漆で仕上げ、ニス仕上げとは違った時計に、この塗りを採用する事は当然コスト高となる。
 漆塗りの工程はニス仕上げの工程よりも手間がかかり、その上時間も掛かるものだが、あえて漆塗りを施す事にした製造会社。
 コスト高もあえて承知の上で漆塗りにしたのは、日本の伝統に拘ったものと思うが、それもニス仕上げよりも漆を塗り上げる事により、時計に高級感を持たせるための作業であった。
 
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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