2015年08月11日

和時計を造る4

    分解してみる


SANY1574.JPG
 機械おんちの友人が持って来たレプリカの和時計、図面通りに製作したと本人は言うのだが、完成しても動かないと。
 確かに彼の言う通り、外形上は完成しており、和時計そのままの姿であるが、全く動かないのだ。
 いくら不器用な者が製作しても少しは動くはず、しかしこれは全く動かないもの、それも雁木車もピクリともしない。
 普通雁木車は少しの力でも動くのが当たり前、それでなければ全体を動かそうとしても動くはずがない。

 棒天賦の接点である雁木車は自在に動かなければならず、手で触れば回転するはず、それが動かないから、最初からおかしい。SANY1590.JPG
 支柱を取り払い雁木車を見るに、薄いワッシャーが前後に四枚入っているのだが、これが必要なのか。
 説明書を見るに、全部入れて組み立てろとは書いていなくて、調整して入れると書かれているのだ。
 もっと詳しく見てみると、雁木車の支柱が少し前後に動く事が分かり、これを調整するためにワッシャーを入れろと言う事らしい。

 しかしこれは設計ミスと思うが、支柱がしっかりしていれば調整する必要がないのだと思う。
 雁木車のワッシャーを外し、支柱を叩いて遊びをなくし、しっかりと固定、これで雁木車はフリーになった。SANY1597.JPG
 再度組み立てる事にして支柱を取り付けようとしたが、何だかへんな気がして、横から眺めると、やっぱり変だ。
 全体の歯車の支軸が横一線に並んでいるが、すべて平行になっていないことに気付く、やっぱりおかしい。
 ここでまた作業が一旦止まり、原因を究明することに、自分の目がおかしいのかと再度見てみるも、やっぱり支軸が平行でないのだ。
 これでは雁木車の動かない原因を直しても、それだけではこの時計は動かないのだと思い、今度は支軸の原因を探ることにした。

 SANY1606.JPG一つ見つけると、また一つ原因が発生し、いくつかの原因が重なり合って、全体が動かないと思う。
 写真は一番上、鐘の支柱と棒天賦、これを取らないと最初の作業が出来ず、そのあと前一番車の支柱を外し、その後雁木車の支柱を外す。


posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計よもやま話
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