2016年04月18日

ガラス絵11

    絵ではないのだが



SANY0094.JPG
 古時計に付いているガラス絵、愛好家の中でもこのガラス絵が付いている時計を集めている人も多いのだ。
 同じ八角の古時計でも、ガラス絵の付いている時計は人気が高くて、それでいて値段も高いと相場は決まっている。
 ガラス絵が付いた時計は足が速くて欲しい人が多い時く、その為売れるから値段も高くなると、だからガラス絵が好まれると。

 何でガラス絵の付いた時計が喜ばれるのか、同じ時計でもガラス絵の付いたものは見た目に何処か異国の雰囲気が。

 日本人は舶来信仰と言われる様に、外国製のものを憧れると言われ、外国製であけば有り難がる傾向があるのは確か。SANY0437.JPG
 明治時代に始まらず、古来より日本人は舶来信仰と言われており、正倉院御物がその象徴であると言われている。

 聖武天皇愛用の品、それが現在まで受け継がれて来た宝物、遠くペルシャから伝わって物も含め舶来品である。
 この時より舶来品への憧れが、島国の日本は遠方より運ばれて来たものに特別な感情を持っており、何でも有り難がったようである。

 それが現代まで続く舶来信仰、特に文明開化華やかなりし頃の日本は、最高の舶来信仰が花開いたと言えよう。

SANY0519.JPG その一つが西洋時計であり、八角型の時計に集約されると言っても良いが、その中でもガラス絵の付いたものは異国の香りがしたのだ。
 庶民は異国の薫り高い時計に憧れと有り難さを求めたと言った良いが、このガラス絵の付いた時計、実はガラス絵ではなく写真である。

 勿論本当のガラス絵もあるが、人々が欲しがった物は写真が貼ってあるもの、特に女性の付いたものは人気が高かったようだ。
 本来のガラス絵ではなく写真、それをガラス絵と言うのもおかしいが、総称して呼び名がその様になったと思われる。

 そこには西洋への憧れが大きく反映していると言えようが、何故女性なのかは疑問のあるが、確かに人気であった事は確か。SANY0431.JPG
 写真はそのガラス絵と称するもの、全部が写真であり、裏から貼られたものなのだが、これが人気であった。
 何処となく西洋の香りがしたのであろうが、やはり舶来信仰が先に立っているようで、なんでも憧れたのであろう。
posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計よもやま話
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