2016年05月16日

紙文字盤

    なんで紙なのか


 

 DSCN0475.JPG古時計についている文字盤、もちろん時間を示すものであるが、知っている時計の文字盤は紙のものが非常に多い。
 今まで見た時計の殆どが紙の文字盤であったと言う古時計愛好家が多く、素朴な疑問として何故文字盤は紙なのかと。
 こんな事を言う人も少なくないと思うが、何で紙の文字盤なのかと言う事だが、確かに言われている通り文字盤は紙である。
 古時計には紙の文字盤が多いのは確か、しかし全部が紙の文字盤で占められている訳ではなく、色々なものも存在している。
 例えばペイントの文字盤であったり、琺瑯の文字盤であったり、金属製の文字盤と色々な素材のものが存在している。

 DSCN0770.JPGその時計にあった文字盤が取り付けられているもので、主に高級機には琺瑯の文字盤が付いている事が多く、ペイント文字盤も多く使用されている。
 そして時計が造られた時代によっても変化があり、時計製造各社の考え方によるものも、一概にこれだと言えないのだと思う。
 大まかな範囲で言えば、指摘の通り紙の文字盤が多いことは確か、八角型の時計には紙の文字盤が付いている事が多い。
 その次がペイント文字盤と言う事になるのだが、では何故紙の文字盤なのかと言えば、考えられる事はコストが安くて早く造れること。
 紙の文字盤は素早く貼れること、剥がすのも簡単であること、これが一番の理由と思われ、各時計製造会社が採用している。SANY0149.JPG
 勿論これだけの理由ではなく、当時モデルとされたアメリカ製の時計の文字盤も紙製のものが多かったようである。
 そなん事でモデルとした時計と同じ紙の文字盤にしたと言う事、偶々モデルとした時計が紙の文字盤であった事と、作業が簡単であった事が採用の決め手であると思う。
 これだけで問題が解決されたとは思わないが、的が外れているとも思わないので、古時計を色々と見て比べて欲しいものだ。
 その中から自分なりの結論が出るかも知れないので、是非多くの古時計と接して、疑問解決に努力してください。
 そして質問は、もう一つが文字盤に貼られている赤い文字の時間、ローマ数字の文字盤やアラビヤ数字の文字盤にも付いている、あの数字は何。
SANY2494.JPG
 この赤い数字、実は戦時中に24時間表示したときの名残、戦時中は午前1時と午後1時と紛らわしいので、あとから文字盤に張り付けたもの。
 午前1時1で良いが、午後1時は13時となり、午前2時は2時、午後2時は14時となる事に、間違いを無くするためのもの。
 その為に色々な貼方がされており、数字を書き込んだものもあるが、戦時中の名残がそのまま残っているものなのだ。
 これも歴史の生き証人であることには間違いなく、殆どのものが剥がされているが、時々残っているものを見る事もある。
 それは、この様な戦時中に貼られたもので、戦争後剥がされたが、其のままになっている時計の文字盤も存在し、質問の数字はこの時のものなのだ。
 写真上から紙文字盤、2つ目はペイント文字盤、3つ目は琺瑯文字盤、4つ目は金属製の文字盤であり、色々な種類が存在している。















posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 古時計裏話
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