2016年07月11日

続古時計陸奥行脚7

    今度は何かある



 
 DSCN0980.JPG郡山を後に福島に向けて車を進めるが、隣で「福島に何かあるの」と聞いて来るので、別にとりわけ意味はないが、縁起の良い土地でもあるからと。
 前から何度か訪れた土地であるが、良い情報や面白いものを見つけた所、何となく引き付けられる所でもあるからだ。
 すると「福島へ行くなら三春に行きたい」と言い出したが、私も頭の中では三春に行きたいとも思っていた。
 しかし、今日は花巻まで行かねばならないので、何方かを選択しなければと思っていた矢先、三春に行きたいと言われてしまった。
 三春には思い出も多い所で、娘の雛人形も造って貰ったデコ屋敷があり、そこに行くのも良いとも思うが、さて思案のしどころだ。
 時間的には、このまま福島に行き、後は高速で花巻まで行くのが一番、結局三春は諦めて福島に向かう事にした。
 福島に着きDSCN0981.JPG、早速お目当ての骨董屋に、店は開いており直ぐに店の中に入ると、若い店員さんがいて「何をお探しですか」と聞いて来た。
 古時計を探しているのだかと言うと、今古時計はないと言われたのでガッカリ、「親父さんはおられるのか」と聞けば、「父は昨年亡くなりました」と。
 ここの親父とも馬が合い、良く馬鹿話をして笑ったもので、私よりも若かったと思うが、癌で急死された由、残念である。
 息子さんに親父さんの昔話をして、店を後にしたがまだ60歳そこそこだと思うが、前来た時はあんなに元気であったのに。
 感傷に浸りつつ次の店に、国道沿いの買出し屋の所、ここも縁起の良い場所で、以前にも何台かの古時計を買い込んだ。
 距離的に近くて10分くらいで到着、慌てて家の中に入ると誰も居ない、何時もの事だが、ここの親父は倉庫で仕事しているのだ。
 倉庫と言っても車庫でDSCN0982.JPG、家の奥にあるから、勝手に車庫に行くと親父はセッセと荷物を降ろしている最中、親父私を見つけて「何しに来た、時計は無いぞ」と大きな声。
 ここに古時計が無い筈はなく、親父の口癖であり、挨拶がわりの言葉であるから信用してはダメ、車庫に入るとやはり古時計が山積にしてある。
 相変わらず親父は古時計を大事に扱わないので、「また山積みしてあるのか」と言えば、置くところが無いからこれで良いと言う。
 それにしても山積みでも、少しは気を使った積み方があるものを、こんな積み方は無いと思いつつ、一台づつ調べに入る。
 知らない所でこんな事をしたら怒られるが、顔見知りなので親父も知らん顔、何時もの様に調べてみたが欲しいものはない。
 台数的には20台以上あったが、どれも中途半端な時計ばかりで、部品のないものが殆ど、程度の良いものは少ないのだ。
 それにしても古時計をもう少し丁寧の扱って欲しいものだが、この親父にかかってはそれも無理な話、たあいのない馬鹿話を、しかし憎めないのがこの親父、先を急ぐのでここを後にした。

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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