2016年07月14日

続古時計陸奥行脚8

    昔と違いが


 

DSCN0988.JPG 5年の歳月は景色も人も変えてしまうもの、たかが5年と言うけれど、この歳月は長いと感じた事か、福島から一気に花巻まで来た。
 ここ花巻は東北でも縁起の良いところ、以前から何度も面白いものを手に入れた事のある土地、特に駅前の店では思い出も多い。
 一番初めにここで手に入れたのは堤人形、昔から郷土玩具を集めていて、特に土人形を集めていたので、この店で堤人形の古い物を見つけた。
 以前、堤人形の古い物は高値であったから、良い堤人形が出れば直ぐに売れてしまい、愛好家は良い堤人形を探していたのだ。
 私も郷土玩具を集めた事があり、堤人形も少しは持っていたが、良いものは無く花巻に来ると探して見たものである。
 DSCN1056.JPGそんな中、駅前の店で良い堤人形を見つけ値段を見てビックリ、思っていた値段の倍、確かに綺麗な状態であったが、それにしても値段が高かった。
 それで値うちな堤人形を見つけ買い込んだが、目の前にある程度の良いものを見てしまうと、何だか見劣りがして、やっぱり古くて良いものは「いいなーあ」とつくづく思ったものだ。
 その店の主人、東北弁で対応、良く分からない言葉もあるが、色々と細かく説明してくれ、何時しかこの親父に合うために花巻に来る様になった。
 勿論堤人形も好きであるが目的は古時計、そんな親父に「古時計を見つけてくれ」と頼んでたいので、見つかると電話してくれた。
 例の東北弁の大きな声で連絡をくれたもの、親切な親父でもあったので、私も何度となく電話もしたし、向こうからも良くかかった来た。
DSCN1061.JPG 色々な思い出のある店も今日尋ねて見たら店が無い、駅の周りも前と違って整備され、そこにあった店が無いので案内所で聞く事に。
 案内所で骨董屋の店は何処に行ったのかと聞くと、すでに店は閉店しているとの事、何だか寂しくなり、そこの親父さんの事を聞けば亡くなったとの事。
 月日とはそんなもの、一所に泊まってはおらず、常に進んでいるのだと改めて思うが、年々代替わりをして行き、骨董屋も同じように代替わり。
 改めて歳月を感じつつ、次の店に行く事に、これから鉛温泉まで行かなければならないので、花巻市内の近場を探す。
 以前に行ったことのある店に行くが、時計らしきものは「へそ時計」が数個あり、その隣に古い堤の雛人形を見つけ手に取る、しかし程度が悪いもの。
 DSCN0911.JPGへそ時計は値段も安かったが、あまり買う気はしなくて、花巻での捜索を断念して宿に行く事にした、ここからはそんなに遠くない。
 30分程で鉛温泉の藤三旅館に到着、ここ藤三旅館は陸奥行脚では何時も泊まる処、一番初めは40年も前の事、まだ若かった頃だ。
 それ以来、気に入って幾度となくここに泊まったが、思い出も多い所で、前回も忘れ物をして届けて貰ったものだ。
 藤三旅館は昔ながらの木造3階建て、そこが気に入り3階の角部屋で止まる事が多かったが、今回はそこは空いていない。
 部屋に着くと全く様子が変わっているのにビックリ、以前はもっと風情があったが、今は新品な状態、聞けば改装したとの事。
 之にはガッカリ、何故ならば昔の風情を求めてはるばる来たのに、風情台無しの部屋では興味も薄れ、只「白猿の風呂」だけが昔のままであった。
 この白猿の風呂に入りたくて来たことも確か、仕方なく胸までつかる風呂に入り、昔を懐くしむも、夕食の料理までが都会的であった。















 

posted by kodokei at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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